メイが復活の一歩を踏み出した(C)Getty Images

 ドジャースのダスティン・メイが現地時間2月23日(日本時間24日)、復活の一歩を踏み出した。オープン戦のパドレス戦に先発し、1回15球1安打1失点の内容で降板した。

【動画】メイがパドレスとのOP戦に先発!“復活の一歩” 三振を奪うシーン

 生死に関わる体験を経てのマウンドだった。右腕は2021年5月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、23年も右腕を手術。9試合で4勝1敗、防御率2.63の成績だった。

 昨年は復帰へ向けて順調だったが、サラダを食べて食道に穴が開いてしまい、緊急手術。復帰が遅れてしまった。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が、ロサンゼルス拠点の日刊紙『Orange County Register』で、メイが妻とともに当時のことを振り返っている内容を紹介した。

 それによれば、妻は「今なら笑い話にできる。ダスティンも私も、それがどれほど深刻なことなのかわかっていなかったと思う」と振り返ったが、医師からは「これは生きるか死ぬかだ」と告げられ、緊急手術を行った。メイによれば食道が「L」字型に裂けるように穴が開いてしまい、「本当にひどかった」という。

 それでも、現在は体調が良く、先発ローテーションの座を争う準備ができているそうで、「本当に自信がある。今はすべてが順調だ」と語ったという。

 開幕ローテは、山本由伸、佐々木朗希、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーが濃厚。

メイはトニー・ゴンソリン、ボビー・ミラーとともに先発5番手の座を争っている。

 27歳は、生きるか死ぬかの恐怖を乗り越え、完全復活へ向けて着実に進んでいる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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