ボスラーはオープン戦3試合連続安打と着実に結果を残している(C)産経新聞社

 中日の新助っ人、ジェイソン・ボスラーが順調に開幕への道を歩んでいる。

 24日に行われた広島とのオープン戦(北谷)に「4番・三塁」で先発出場。

初回一死一、三塁の場面、相手先発、ジョハン・ドミンゲスの直球に詰まりながらも、しぶとく右前に運び、適時打をマークした。

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 23日に行われた阪神戦(北谷)に「5番・DH」で先発出場した際にも0-4で迎えた初回に相手先発、才木浩人の初球を完ぺきに捉え、140メートルの場外弾をかっ飛ばしたことも大きく話題を集めた。22日のロッテ戦でも3打数2安打とヒットを放ち、これでオープン戦は3試合連続安打としっかり結果を残している。

 インコースを苦にせず、新助っ人として、早朝から打撃練習に取り組むなど、日本球界に一日でも早く慣れようと勤勉さも好感度を高めている。

 特に中日は3季連続の最下位と打撃の底上げが課題とされる中で、シュアな打撃が売りの長距離砲が定着となれば、チームの大きな力となることは間違いない。

 ボスラーをめぐっては早速X上でファンの間でも「期待しかない!」「どこまで飛ばすん?」「もしかして大当たり助っ人かも」「クリーンアップ、いける!」と興奮の声が拡がっている。

 今季が32歳シーズンとなる新助っ人のボスラーは2024年シーズン、マリナーズ傘下3Aで31本塁打、110打点をマークと左の長距離砲として期待されている。

 守備に関しても、外野手登録ながら、ここまで一塁、そして24日の試合ではコンディション不良で欠場した石川昂弥にかわって三塁起用と井上一樹監督もユーティリティな選手として期待をかける。守備面で幅広い起用が可能となれば、攻撃的打線を組むことも可能になるとあって、この点も希望が広がる。

 昨年のリーグ本塁打「68」はリーグ4位、チーム待望の左の長距離砲誕生となるか。開幕までの道のりも注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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