新加入の石川が好投を続けている(C)産経新聞社
今季から巨人に新加入となった左腕、石川達也が順調にアピールを続けている。
法大から2020年育成ドラフト1位でDeNAに入団した左腕は22年に支配下登録されて1軍デビューすると23年は28試合で3ホールド、防御率1.97。
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23日の広島とのオープン戦(沖縄・那覇)は2-7の9回に5番手として登板。先頭の矢野雅哉を遊ゴロ、続く小園海斗を遊飛に打ち取ると、最後は内田湘大から空振り三振を奪い、1回を投げ3者凡退と広島打線を封じ込めた。
実戦に入ってから、安定感あるパフォーマンスを示し続ける左腕にはSNS上でも、投げるたびに「なぜ(DeNAを)戦力外になったか、わからん」という声があがる事態ともなっている。
また石川といえば、熱いコメントも注目されている。18日に戦力外通告を受けたDeNAとの練習試合に6回から2イニング登板。走者を1人も出さない気迫のこもったピッチングを披露。試合後は「他のチームとやるときより気持ちがあがる」とした上で「出したことを後悔させてやろうかなという気持ち」でマウンドに上がったことも報じられた。
プロの世界では反骨心、ハングリー精神は活躍のために大事な要素ともされるだけに、気迫のこもったピッチングにつながっているようだ。
今後はより長いイニングを投げることも想定されており、先発、中継ぎ、いずれにせよ、チームに求められる役割でさらなる飛躍が期待されている。
気持ちを前面に出す選手は指揮官好みとあって、開幕までの道のりも含め、今季のキーマンの1人となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]