佐々木は徐々にチームに馴染んでいるようだ(C)Getty Images
今オフ、ドジャースと契約をかわし、順調にスプリングトレーニングを過ごしている佐々木朗希。米球界挑戦を表明して以降、連日その名前が日米のメディアを賑わせており、他のルーキーと比較しても群を抜く注目度だ。
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すでに来月開催のカブスとの東京シリーズにおける登板も有力視されるなど、開幕直後のメジャー公式戦初出場にも期待が寄せられている。またチームメイトの大谷翔平や山本由伸という日本人スタープレーヤーとの関係にも視線が注がれるなど、レギュラーシーズンを前にさまざまな話題を振りまいている。
そしてもちろん、連続世界一を目指すチームの重要な戦力としても位置づけられており、今後ますます佐々木の存在がクローズアップされていくことも間違いない。だが、異例の注目を集める大物ルーキーに対し、ドジャースチーム内での対応も万全であるとして、スペインメディア『MARCA』米国版が報じている。
同メディアでは佐々木に対し、「多くのMLBスカウトから『世界最高の先発投手』と評されている。まだデビューすらしていないにもかかわらず、だ」と現時点での周囲からの反応を伝えるとともに、「この期待の大きさはルーキーシーズンにおいて相当なプレッシャーとなるだろう。しかし、投手コーチのマーク・プライアーは、その状況への対処法を心得ている」と綴っている。
その上で、プライアーコーチが語ったコメントを掲載。「基本的には、去年のヤマモトと同じアプローチをとる」と明かしており、さらに、「アメリカ式の野球に慣れること、そして練習やミーティング、試合のさまざまな側面に適応することが重要になる」と明かしているという。
他にも、スプリングトレーニングについて、「ここでの最初の数週間は、お互いを知る時間だった。そこから次のステップへ進み、彼自身が取り組みたいことに集中できるようにしている」として、佐々木との接し方を説明。
加えて、チームメイトと積極的に交流を図ってきているという佐々木の様子を振り返り、プライアーコーチが、「最終的にこうした人間関係はシーズンを通して大きな助けになるはずだ。
スター選手を多く揃えるドジャースにおいて、ここから佐々木がどのような成長曲線を描いていくのか。シーズンを通じての、コーチ陣によるマネジメントにも関心が高まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]