新助っ人キャベッジの打撃に期待が高まっている(C)産経新聞社
巨人は3月1日のヤクルト戦から再びオープン戦が再開。開幕カードでぶつかるヤクルトとの前哨戦、1日は開幕投手が内定している戸郷翔征、2日に田中将大が登板予定とファン必見の注目の試合となりそうだ。
【巨人OP戦】完全復活を目指す田中将大の仕上がりと評価は

また新助っ人、トレイ・キャベッジの打撃にも期待が高まっている。
24日のロッテ戦(沖縄・那覇)に「4番・一塁」で先発し、2回先頭で八木彬のツーシームを捉え左中間二塁打をマーク。"来日初安打"を記録すると、4回の第2打席も左翼へ二塁打といずれも逆方向に長打と持ち味を発揮、たくみなバットコントロールで存在感を示した。
キャベッジの今後に関しては球界内からも考察の声があがっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は25日に自身のYouTubeチャンネルに「【巨人OP戦】完全復活を目指す田中将大の仕上がりと評価は!?新外国人キャベッジは『30発狙えるけど内野守備は厳しい』オープン戦で目立った選手を解説します!【プロ野球】」と題した動画を更新。巨人キャンプを視察した際のレポートを語っている。
高木氏は沖縄キャンプで実際に視察してきたキャベッジの印象について「スイング速いな 数値的には岡本の次に速いらしい」と紹介。
キャンプではフリーバッティング、ライブBPの打席も見たとして、「打てるな」という感想を持ったと明かした。
その上で活躍の条件には「ただ我慢しなきゃいけないボールはある」として、具体的には「低めの変化球で(バットが)止まると相当な率も残す」と選球眼を磨く必要もあるとした。
ただスイングスピードも速く、恵まれた体格から放たれる圧倒的なパワーで「ホームランも30発ぐらいはいける」と予想。23年度にメジャー3Aで記録した、トリプルスリーばりの活躍も夢ではないとした。
すでにキャベッジは安打を放った後に塁上で弓を引くようなポーズも披露、新パフォーマンスも頭にあるらしく、今季"キャベッジ旋風"が巻き起これば、それだけV奪回にも近づくことになる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]