橋上コーチの復帰でチームへの影響も注目されている(C)産経新聞社
巨人は3月1日のヤクルト戦から再びオープン戦が再開。開幕カードでぶつかるヤクルトとの前哨戦、1日は開幕投手が内定している戸郷翔征、2日に田中将大が登板予定と段々と3月28日に迫った開幕戦にむけ、チームを仕上げていく段階に入っていく。
【巨人総評】『プロ野球人生の中で今年が一番勝ちたい』甲斐拓也の覚悟と決意




また2025年度シーズンを戦う阿部巨人においてはコーチ陣の布陣にもひそかに注目が高まっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は27日に自身のYouTubeチャンネルに「【巨人総評】『プロ野球人生の中で今年が一番勝ちたい』甲斐拓也の覚悟と決意!!中山よりも泉口がチャンスある!?高木豊が直接見て感じた荒巻と佐々木の課題とは!?巨人キャンプを総括します!!」と題した動画を更新。巨人キャンプを視察した際の総括を自身の目線で語っている。
動画内では高木氏がキャンプ取材で聞いた、今季からチームに新加入となった甲斐拓也の決意の言葉や他ナインの今季に賭ける思いを伝えた。
その上で首脳陣の布陣についても言及。今季から新加入となった橋上秀樹作戦戦略コーチについて、キャンプ取材中は「常に阿部監督が隣にいさせてくれた」とした上で、同コーチに関して「話し方で優秀だなというのがわかるな」とコメント。
具体的には「これは監督を逆立てないとか、落ち着かせるというか、そういうしゃべりをしている」。結果として「だから何を言っても、何を提案しても、多分受け入れやすい」とチームが好循環で回る要因をしっかり固めているとした。
「橋上がそういう人たちと話しているのを初めて聞いたけど、納得した。この人は優秀だって」とまずはスマートな話し方に魅せられたようだった。
その上で阿部監督、二岡ヘッド、橋上コーチの3人に関して「トライアングルでね。阿部、二岡、橋上、いいな~って思った」とトロイカ体制でしっかりチームに目を光らせているとした。
橋上コーチといえば、現役引退後、楽天で野村克也監督の下でヘッドコーチを務めるなど研鑽を積み、巨人でも12~14年シーズンにコーチを務めており、11年ぶりの復帰となった。「ノムラの考え」を知り、昨季まで独立リーグ、アルビレックス新潟の監督を務めるなど広い視野でチームを戦う集団に高めていくことが期待されている。
他にも高木氏は今春のキャンプで大きく話題を集めた田中将大と二人三脚でフォーム改造に取り組んでいる久保康生巡回投手コーチについても、「本当に優秀なコーチだと思った」とコメント
動画内では他にも注目する選手やポジション争いに挑む若手についても語っている。
いよいよ開幕まで残り1か月。今後メジャーと戦う2試合を含め、実戦は残り15試合となった。果たして2025年度の開幕オーダーはどの形で迎えるのか。チームを支えるコーチ陣の陰の働きもより重要となっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]