日々研鑽を積んでいる佐々木。(C)Getty Images
まだまだ発展途上だ。
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佐々木自身も“凱旋登板”に意欲的ではあった。「なかなかメジャーでの開幕を日本で迎える機会はないと思うので、特別なこと」とロバーツ監督の使命を意気に感じ、デビューに向けて標準を合わせていた。
しかし、多士済々の投手陣の調整状況からローテーションの組み方も変わってきたのかもしれない。というのも、佐々木は現地時間2月25日にホワイトソックスの打者を相手にしたライブBPで、3イニング相当(38球)を投げ、被安打2、被本塁打1、1奪三振、1失点とやや精彩を欠いた。この時、ロバーツ監督が明かした平均球速は90マイル(約144.3キロ)半ば。自身が目標とする平均98マイル(約157.7キロ)から99マイル(約159.3キロ)には及んでいなかった。
もっとも、佐々木の開幕シリーズ登板が白紙となるのは、ドジャース首脳陣にとっては想定内の出来事かもしれない。地元紙『Los Angeles Times』でロバーツ監督は「我々が予想していた通りだ。
「メジャーリーグの打者に対して、どの投球の組み合わせが、どう機能するかを見るだけでも、今のロウキにとっては自信を与え続けると思う。今の彼は我々の強化チームや投手陣と良い練習を積んでいる。彼はこっちの野球に本当に順応しつつある」
来る3月4日(現地時間)に行われるレッズとのオープン戦で、山本由伸に続く2番手として登板予定となっている佐々木。競争が続く中で、“令和の怪物”にはアピールが求められそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]