西武時代もド派手なセレブレーションを見せていたヤン。(C)産経新聞社

 日本でも異彩を放ったパフォーマンスに関心が高まっている。

今オフに西武を退団し、ロッキーズとマイナー契約を結んだジェフリー・ヤンのそれだ。

 ヤンの“代名詞”と言えるのは、三振後に見せるセレブレーションだ。28歳の左腕は、マウンド上で両足を開脚しながらジャンプし、着地と同時にマウンドを撫でながらガッツポーズを繰り出すのだ。

【動画】奪三振後に大ガッツポーズ! 元西武助っ人ヤンの独特セレブレーション

 西武時代にも見せていたド派手なパフォーマンスは、MLBの舞台でも健在だ。現地時間2月25日のホワイトソックス戦で、1回、被安打1、無失点、3三振を奪う好投を見せたヤンは3つ目の三振を奪った直後に、マウンド上でピョーンッ。軽々と歓喜の舞を披露したのだ。

 MLB公式のXが「私たちが今まで見てなかで最高のセレブレーションの1つ」として取り上げられもした振る舞い。一部で相手に「挑発的すぎる」「敬意に欠ける」とも批判されるが、MLB公式サイトの取材に応じたヤン本人は「それが僕のスタイルだ。野球が好きだけど、楽しむのが好きなんだ」と意に介していない。

 そもそも独特なセレブレーションをするに至った理由を「子どもの頃からずっとやってきたことなんだ。僕は相手チームを怒らせるためにやっているわけではない」と説明するヤンは、「やるときはいつも自分のベンチを見る。味方を見るんだ」と独自の工夫を凝らしていることも告白。

そして、批判に対する“本音”も続けている。

「言うまでもなくアメリカの野球は複雑だ。この手のセレブレーション行為に腹を立てられることもある。でも、相手バッターもホームランを打った時には、祝うでしょ? そして彼らは心底楽しむはずだ。僕は相手に腹を立てることはない。僕も彼らと同じように試合を楽しんでいるだけさ」

 メジャー契約獲得に向け、野球を“楽しんでいる”ヤン。彼がマウンドで舞う姿は見続けたいが……。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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