田中の“復活”に多くの人が期待している(C)産経新聞社
この2月から、「マー君」の見出しが紙面を賑わせています。
今季から巨人へと戦いの場を移した田中将大投手が、シーズン開幕を見据えて順調に調整を進めています。
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「魔改造」と呼ばれる久保康生巡回投手コーチの指導を受け、3月2日のオープン戦・ヤクルト戦では新たな本拠地・東京ドームのまっさらなマウンドで先発登板。2回2安打無失点と好投し、ローテの6枠目に「当確」。開幕3連戦の日曜日となる3月30日のヤクルト戦(東京ドーム)での先発が期待されています。
スポーツ紙のデスクは言います。
「『サンデー・マー君』にはメリットがいっぱいなんです。翌日が試合のない月曜日なので、中継ぎ陣をどんどん早い回からつぎ込むことができる。5イニングを投げてリードしている状態なら、あとは鉄壁のリリーフ陣をつぎ込み、逃げ切れます。さらには日曜日のデーゲームということで、家族連れのファンが詰めかけ、超満員になることが期待されます。田中は若い頃から意気に感じて投げるタイプですから、大観衆がプラスアルファの力をもたらすかもしれません」
そして、その「経済効果」も十分あると力説するのです。
「系列の日本テレビも日曜日は比較的、地上派で中継することが多い。巨人のユニホームを着た田中の先発となれば、コア層だけでなくライト層の視聴者を引き寄せることができます。
節目の200勝まであと3勝。いったいどの相手で、どの球場で達成するのかを占うのも、また一興です。
「200勝のメモリアルともなれば、グッズの売り上げも期待できる。大きな話題を集めることは間違いなく、『1億6000万円+出来高』と推定される年俸も、決して高くはないのです」(前述のデスク)
しかし、田中本人が目指すのは、まずは目の前の1勝。「魔改造」が功を奏して往年の雄姿が復活できるのか、ファンの期待は高まる一方です。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]