大谷を超える規模のメガディールを交わしたソト。(C)Getty Images
あまりの契約規模に、球界、いやスポーツ界も騒然とした。
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出来高を含めて最大8億ドル(約1216億円)にもなるソトの契約は、1年前に大谷翔平がドジャースと交わした10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)の史上最高額を凌駕。そうした背景もあって、文字通りの衝撃を生んだ。
無論、本人にとっても人生を左右する一大決心であった。現地時間3月7日に母国のポッドキャスト番組『Abriendo El Podcast』に出演したソトは、熟考を重ねる中で、契約候補をレッドソックス、ドジャース、ヤンキース、ブルージェイズ、そしてメッツに絞っていたことを告白。その上で、こうも明かしている。
「実はメッツは最も高い契約オファーを提示した球団じゃないんだ。メッツよりも高額を提示したチームが一つだけあったんだ」
ソトは具体名だけは明かさなかった。だが、先述の契約規模を超える額を提示していた球団があったというのは衝撃だ。そしてなにより交渉テーブルに並んだ中で“史上最高額”を選ばなかった本人の決断が驚きの事実でもある。
この発言は、地元メディアを仰天させてもいる。メッツの試合中継を担っているニューヨークの放送局『SNY』は「彼の明かした5球団が“ファイナリスト”に残ったことは驚きではない。
もしも、ソトが純粋な史上最高額に価値を見出し、それを追い求めていたとするなら、彼はどの球団の選手となっていたのか。その興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]