セルティック時代はチャンスを得て、それに結果で応えられていた古橋。しかし、レンヌ移籍後は思うような活躍ができていない。
日本人エースが苦境に立たされている。今冬にセルティックからレンヌに移籍したFW古橋亨梧だ。
古橋は今年1月に3年半で85ゴールを挙げ、「エース」として絶対的地位を確立したスコットランド名門を退団。今季も国内リーグ戦22試合で12ゴールを決めていたセルティックからフランスの古豪に新たな活躍の場を求めた。
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しかし、入団直後に「彼を熱望していた」と自身の獲得に前向きだったホルヘ・サンパオリ監督が解任されると、“新助っ人”としての立場は一変。移籍後の公式戦5試合での出場時間はわずか83分と後任のハビブ・ベイェ監督からは冷遇されている。
指揮官交代という本人や関係者にとって予想外の出来事があったとはいえ、古橋の現況は、あまりにもどかしい。ゆえに30歳の点取り屋には古巣の地元メディアからも厳しい指摘が飛んでいる。スコットランドの日刊紙『Daily Record』は「キョウゴはセルティック退団という後悔に直面している。彼はレンヌでの悪夢は完全に恐ろしい物語となる」とシビアに報じた。
ベイェ監督からの冷遇を「残酷な現実」と評する同紙は、「昨夏に退団の意向を伝えたキョウゴは、1月にリーグ・アンのクラブへの移籍金1000万ポンドで移籍。自身の願いを叶えた。
この窮状から脱し、セルティック時代のようなゴールラッシュを決め込む日は訪れるのか。24-25シーズンの幕切れが迫る中、古橋の動静に対する注目は高まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]