フリーマンは左脇腹の痛みで初戦を欠場した(C)Getty Images

 18日、カブスとドジャースによるメジャー開幕シリーズ「MLB 東京シリーズ byグッゲンハイム」が行われ、ドジャースが4-1と逆転勝利。開幕戦勝利を飾った。

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 日本凱旋となった大谷翔平は「1番・DH」で先発。5打数2安打としっかりマルチ安打を放ち、先発の山本由伸も5回3安打1失点と力投で自身初の日本人投手としては4人目となる、メジャー開幕戦の勝利投手に輝いた。

 一方、この試合ではMVP男の1人、フレディ・フリーマンが欠場。試合直前にスタメンを左わき腹違和感のため外れるという事態もあった。チームではムーキー・ベッツも体調不良で同シリーズを欠場。すでに米国に帰国している。相次ぐ主力の欠場でチームにも心配の声が集まる中、厳しい目を向けたのは韓国メディアだった。

 韓国の地元スポーツメディア「SPORKI」(ウェブ版)では、「『韓国の10倍は期待している』という爆弾発言はどこに行ったのか?」の皮肉めいたタイトルで記事を掲載。

 韓国メディアがかみつくのは伏線があった。フリーマンは来日前に地元紙『Orange Country Register』の取材に応じ、「韓国のときより10倍すごいことになるだろうね」と発言。続けて「僕たちの予想を吹き飛ばすようなエキサイティングなものになる」「東京に着いたときどうなるか、想像もつかないよ」と昨年の韓国で行われたパドレス戦との比較として話したが、韓国メディアの間では「意図はわかるが気分が悪い」(朝鮮日報)など韓国を軽視しているとして、一斉に反発モードが高まったのだ。

 同記事では来日前の発言を伝えた上で、来日してからもフリーマンは日本文化も含め、満喫。

大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が主催の食事会ではウニを試食するなど、東京滞在を側面でも楽しんでいる様子を伝えていた。

 記事では「誰よりも今回の東京シリーズを待ち望んでいたフリーマンだが」として、「予期せぬ出来事に直面し、初戦はダグアウトから観戦せざるをえなかった」と伝えた。

 ロバーツ監督もフリーマンの負傷には昨年ポストシーズンで痛めた箇所に近いとして心配しているが、チームにとっても不可欠な存在。逆風を吹き飛ばす豪快な打撃を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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