ガールズグループデビューサバイバル番組『Who is Princess?』(日本テレビ系)から誕生した5人組ガールズグループ「PRIKIL(プリキル)」が5月4日(水)、デビューシングルとなる『SOMEBODY』をリリースしました。デビュー前にもかかわらず「関西コレクション」、「東京ガールズコレクション」に出演するなど今、大注目のPRIKILの魅力はいったいどこにあるのか、メンバー5人にお話を聞きました。

(取材・文=於ありさ/撮影=松林満美)

■オーディション番組から誕生「PRIKIL」って?

ーーまずは皆さん、自己紹介をお願いします。

RINKO:メインボーカル、リーダー担当のRINKOです。特技は神経衰弱(トランプゲーム)で、好きな食べ物は「じゃがりこ」です!

UTA:サブボーカル、ムードメーカー担当のUTAです。マヨネーズが大好きです!

NANA:メインダンサー担当のNANAです。特技は編み物です。

RIN:リードボーカル、ラップ担当のRINです。特技はフリースタイルダンスです。

YUKINO:セクシーなダンスが魅力の愛嬌担当YUKINOです。手先が器用なので、ネイル、メイク、絵を描くことが得意です。

ーー4日にリリースされたデビューシングル『SOMEBODY』について、ファンの方に注目してほしいポイントを教えてください。

RINKO:『SOMEBODY』には、タイトル曲の「SOMEBODY」と、私たちが誕生するきっかけとなったオーディション番組『Who is Princess?』のテーマソング「FUN」、夢を叶える人を応援するような新曲の「Amazing Girls」という3曲が収録されています。3曲とも、すごく明るくてフレッシュな魅力がたっぷりと詰まった曲になっているので、私たちにピッタリだなと思っています。


NANA:ダンスはBLACKPINKさんやITZYさんの振り付けをしているKiel Tutin(キール・トゥーテン)さんが振り付けをしてくださいました。サビの部分でクルクルダンスという振り付けがあるのですが、キャッチーな振り付けなのでぜひマネしてほしいです。

RIN:「SOMEBODY」は、「FUN」を作詞作曲してくださったGALACTIKA*さんが私たちをイメージして作ってくださった、すごく元気が出る曲になっています。ぜひ歌詞にも注目して聴いてほしいです!

ーー皆さんが考えるPRIKILの魅力を改めて教えてください。

YUKINO:私は10代のフレッシュさと、カッコかわいい“ガールクラッシュ”の二面性を持っているところが強さになっていると思います。

UTA:普段はわちゃわちゃしていますが、パフォーマンスになるとクールでかっこいい感じになるところが強みです!

ーー今後、どういうグループを目指していきたいですか?

RINKO:日本だけじゃなくて、世界中の人から愛されて、たくさんのファンを持つ、カッコかわいいガールズグループになりたいと思っています!

■過酷なオーディション中、5人の支えになったものとは

ーー『Who is Princess?』での過酷なレッスンを経てのデビューですが、オーディション期間中、どんな思いだったのでしょうか?

NANA:15人中5人しかデビューできないということで、周りみんながライバルではありました。私はすごく人見知りなのもあって、始まる前は誰とも話せないぐらいだったのですが、合宿の中で徐々に打ち解けて最後は本当に仲良くなりました。同じ目標に向かってみんなと一緒に頑張ったあの期間は、今振り返ると楽しい時間だったなと思います。

YUKINO:私はずっと脱落に近いCHALLENGER組だったので、悔しい思いをたくさんしました。でも、みんなが「ユキちゃんならできるよ」って励ましてくれたり、アドバイスをたくさんくれたりして、勇気づけられながら、終始楽しい気持ちでオーディションを終えられました。

ーーオーディション当時、皆さんの支えとなっていたものがあれば教えてください。

RINKO:私はお母さんが作ってくれたアルバムです。
そのアルバムには友達との写真とか、今までの思い出の写真、お父さんとお母さんからのメッセージが入っていました。その中で、お母さんからは「考えすぎちゃうと、周りに言えなくて辛くなっちゃうところがあるから、溜め込まないで言いたいことは言って、仲良く過ごしてね」というメッセージがあって、その言葉をオーディション中ずっと大切にしていました。

UTA:週に1回お母さんと電話する時間が心の支えだったなと思います。「今日の夜ご飯なに?」みたいなたわいもない話をすることが多かったのですが、お母さんの言葉に何度も救われました。

NANA:一緒に頑張ってきた14人のメンバーの存在です。期間中、辛いことも多かったのですが、同じ状況の人が14人もいるというそれだけで頑張れました。

RIN:私は未来の自分のことを考えて、頑張っていました。自分の好きなアーティストのヒョナさんを想像して、「ここでデビューできたら会えるかも」というのをモチベーションに頑張りました。

YUKINO:私はお母さんの顔を思い出して、頑張っていました。私を合宿に送り出すとき絶対寂しかったと思うのに、なるべくそれを見せずに笑ってくれていたんです。それを見て「お母さんがそんな思いで送り出してくれたのに、何も成し遂げずに帰るのは嫌だな。“デビューメンバーに選ばれたよ”という結果を持って帰ろう!」と強く思って頑張れました。



■メンバー間でのブームはチャンバラ!?

ーー『Who is Princess?』の番組時代から、ビジュアルや雰囲気が大きく変わったように思います。ビジュアルにおけるこだわりを教えてください。

RIN:デビューに向けて、3回ぐらいブリーチして髪の毛をピンク色にしました。どうにかこのピンクを保つためにピンクシャンプーでのケアを頑張っています(笑)。

UTA:私も髪色を思い切って明るくしました! でも髪質があまり良くないので…、韓国でヘアカラーをしてくださったヘアメイクさんおすすめの洗い流さないトリートメントが手放せないです。

ーーでは、皆さんが日頃から美容において心がけていることを教えてください。

RINKO:私は毎日ビタミンCが入ったジュースを飲むようにしています。健康とか美容のためにお母さんからすすめられて、毎日飲んでいます。メンバーの前でもずっと飲んでいるのですが、「それ好きなの?」と聞かれるぐらいで、誰も「飲んでみたい!」とは言ってくれないです(笑)。メンバーの間でブームにしたいですね!

YUKINO:私は毎日たくさん汗をかいて、お風呂上がりに冷たいパックをして、全身マッサージをして、20分くらい足を壁に沿って上げてむくみの予防をしています。次の日足が軽くなったりするので、寝る前に必ずやってます!

ーー今、メンバー間ではやっていることはありますか?

UTA・YUKINO:チャンバラです!

ーー休み時間に男の子たちがよくやっていたあのチャンバラですか(笑)?

RINKO:そうです(笑)。主に私とUTAとYUKINOがやっているんですけど、普通のチャンバラとはちょっと違っていて、「出会うところから始まって、刀を取る仕草で表情を作る、そこから間合いを詰めて切り合う」という一連の流れを毎回やるんですけど“表情”がポイントなんです! 何も持たずにやっているので、エアーチャンバラなんですけどね。


YUKINO:もともとUTAとRINKOがやっていて、「おもしろいからやろうよ!」と言われた時は「いや、そんなのやらないよ!」という感じだったんです。でも、UTAとRINKOの演技力がすごくてハマってしまいました(笑)。2人はパフォーマンス中も雰囲気が変わるタイプなのですが、その時以上に空気感がガラッと変わるんです。だから、チャンバラというよりも、2人の表情や演技力にハマっています。

UTA:やりきる演技力にはちょっとだけ自信があったので、そう言ってもらえて嬉しいです(笑)。

ーーNANAさんとRINさんは、あまり同意していないようですが…?

NANA:入ろうとは思わないんですけど(笑)、楽しそうだなと思って見ています。

RIN:私もNANAと一緒で、「すご~い!」って感じでちょっと離れたところから見てます(笑)。

ーーどんな時にやるんですか?

YUKINO:ご飯を食べた後の休憩時間とかが多いですね! ちゃんとみんなでやるのもあって、だるまさんが転んだとか目隠しかくれんぼとか、誰かが「したい!」と言って自然と始まっていく感じです。

NANA:あと遊びではないのですが、RINちゃんが使う福岡の方言「でたん」がかわいくて、みんなでマネして使っています。

RIN:「とても」という意味なのですが、みんながマネしてくれるのはすごく嬉しいですね。

ーー「PRIKIL」となって、気づいたメンバーの意外な一面を教えてください。

RINKO:オーディション期間中、RINとは寮が一緒になることがなくて、しっかりしている大人っぽい子なんだなと思っていました。
でも、地震とかちょっと怖いことがあったりすると、私の肩の後ろにちょこんとくっついてきて、めっちゃかわいいんですよね。

YUKINO:でも、それはRINKOもそうで、RINKOは私のところに隠れてくるんです。そのRINKOの後ろにRINが隠れていることが多いので、私が先頭で構えていることが多いですね(笑)。

RIN:UTAはオーディションのときは高校生組のお姉さんたちに頼りっぱなしだったのですが、PRIKILになってからはしっかりした印象になったというか、頼もしいなと思っています。

UTA:たしかにデビューが決まった瞬間は、「私が最年長だからしっかりしなきゃ!」って思っていました。でも、みんなしっかりしていて(笑)、最近は「お姉さんらしく…」ってあまり意識していなかったので、そう言われてうれしいです!

ーー最後に、進級、進学などでこの春から皆さんと同じく“新しい環境”に踏み出したという方も多くいらっしゃいます。そういう方々に向けて、大変なことを乗り切るための秘訣を教えてください。

RIN:新しい環境に飛び込む時に不安がない人っていないと思うんですけど、とにかく“自信を持つ”ということを私は大切にしています。ネガティブに考えず「私ならできるでしょ!」ぐらいの気持ちで、何にでも前向きな姿勢でいれば自然といいことが起きると思います。

YUKINO:新しいことに挑戦する時って、自分のことにしか集中できなくなっちゃうと思うんですけど、周りを見たら支えてくれる人や温かい言葉をかけてくれる人が必ずいると思います。私もオーディション期間中は、自分のことしか考えられないぐらい不安だったりしたんですけど、みんながいたから挑戦して頑張れたので、周りを見て、自分だけじゃないと思ったら、頑張れるんじゃないかなと思います!

 デビューシングル『SOMEBODY』リリース中。

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