年末年始の過ごし方を計画する時期。旅行業者「HIS」によると、入国条件をコロナ前と同様に戻す“完全開国”に踏み切った国・地域がすでに140以上(2022年11月22日時点)になっているという。

そこで同社は、今年の「年末年始 海外旅行 予約者数ランキング」を発表。1位には、韓国のソウルが輝いた。

■エンタメ要素も影響

 本ランキングは、12月24日(土)から2023年1月3日(火)までの期間の、海外旅行の予約状況に基づいて集計されたもの。

 1位に選ばれたのは、2011年以来、11年ぶりとなるソウル。予約者の約7割が女性で、10代後半から20代の若年層が約4割を占めるという。ドラマや音楽などポップカルチャーの人気が引き続き高く、行きやすく且つ手頃な価格で行くことができる旅先として選ばれている。


 続いて2位には、昨年1位だったホノルルがランクイン。家族旅行が多い年末年始の旅行先として、引き続き高い人気を誇る。

 そして3位には、昨年同様バンコクが選出。寺院などの伝統的な観光と、新しいエンタメ要素が楽しめる点でも魅力的な旅先だ。

 なお同社によると、出国のピークは12月29日(木)、帰国ピークは2023年1月3日(火)。この動向は2019年と比較しても同様で、旅行のニーズがコロナ前に戻っていることが伺えるという。



■「HIS年末年始 海外旅行 予約者数ランキング」結果

1位:ソウル
2位:ホノルル
3位:バンコク
4位:プサン
5位:グアム
6位:シンガポール
7位:台北
8位:マニラ
9位:パリ
10位:ホーチミン

【「HIS年末年始 海外旅行 予約者数ランキング」概要】
調査日:11月15日(火)
調査対象:HISにて対象出発日が12月24日(土)~2023年1月3日(火)の旅行申込者
対象商品:パッケージツアー、ダイナミックパッケージ、国際線航空券