ジメジメとした日が続く梅雨シーズン。気になってくるのが、湿気が多い風呂場のカビ対策だ。
■気づいたときの“ついでの掃除”がおすすめ
今回、風呂掃除のポイントを教えてくれるのは、スポンジ博士こと原井敬氏。
まず、提唱されているのが“入浴ついでの掃除”。見逃しがちな場所の念入り掃除も大切だが、普段から気づいたときにまめに掃除していれば、汚れがたまりにくくなるのだそう。
ハンディタイプのスポンジなど、コンパクトで手軽に使える掃除アイテムを風呂場に置いておけば、入浴をした際に気になる部分をすぐに掃除ができて便利だ。
■入浴後の水切りを習慣化して湿気をためない
原氏によると、カビが繁殖する条件は、湿度、温度、カビの原因となる汚れ。特に湿度を低くするためには、なるべく“水滴を残さない”ことが大切だという。
そこで、風呂掃除の仕上げや毎日の入浴後の習慣としておすすめなのが、スキージーでの水切り。拭きとり掃除もよいが、スキージーを使うと壁や鏡など広い面も簡単にキレイに水切りができる。
また、落としにくい鏡の水アカには、鏡専用クリーナーを使うのが便利。鏡が綺麗だと浴室全体が明るく見える効果も狙える。クリーナーで磨いたあとは、スキージーやクロスで拭いて乾燥させるのも忘れずに。
■天井や排水口掃除でカビ対策
続いて、梅雨時期に特に念入りに掃除したいのが、天井などの高い場所や、汚れがたまりやすい排水口。
天井や壁の上部は手が届きにくく普段掃除しにくい場所だが、ここに汚れが残っているとカビの原因になってしまう。掃除する場合は、踏み台を使わなくても高い場所まで届くロングタイプのスポンジやブラシを使うのがおすすめだ。
また、ヌメリやカビが発生しやすい排水口やドアレール、風呂蓋の溝、床の目地などは、ヌメリに直接触らず、凹凸にたまった汚れを力をかけずにかき取れる柄付きのブラシで掃除をするのがよい。
■カビ対策に“浮かせる収納”
最後は、風呂掃除の道具や風呂桶などを収納するのに便利なアイテムを紹介したい。
せっかく風呂掃除をしても、掃除道具に水気がついたままではカビが生える原因に。そのため、風呂掃除アイテムや風呂桶などは、床やラックに置かずに“浮かせる収納”がおすすめだという。
浴室で使えるフックを設置し掃除道具などをかけておけば、使いたいときにサッと使えて、使い終わった後も水切れがよいのでカビ対策になる。風呂場のカビに悩む前に、掃除方法や掃除アイテムをチェックしてみて欲しい。