「くら寿司」は、大阪・関西万博の開催に合わせて、「くら寿司 大阪・関西万博店」をオープン。史上最長約135mの回転ベルトを備えているほか、「ハンズ・ハンズPROJECT」と題して大阪・関西万博に参加する約70ヵ国・地域の代表的な料理を再現したメニューを販売中だ。

今回クランクイン!トレンドは、そんな大阪・関西万博店で不動の人気No.1のメニューや会場限定メニュー、そして話題の「アホ」などを実際に食べてみた。

■意外な味わいの「アホ」

 まずチェックしたのは、発表当初から注目を集めているパラオ共和国の「アホ」。ネーミングのインパクトの強さから、「一体どんな味?」「本当にそんな食べ物あるの?」と本企画の中でも特に話題を集めている商品だ。

 かくいう筆者もどんな商品なのか分からないままオーダー。実際に提供された「アホ」は、真っ白なスイーツのような見た目だ。恐る恐る一口すすってみると、口いっぱいにココナッツの甘さがふわ~っと広がる! 中にはぷにぷにの白玉が入っており、たとえるならば南国風のおしるこのような一杯だった。爽やかな甘さが特徴のため、暑さが増してくるこれからの時期に重宝されそうだ。

 続いて不動のNo.1だというハンガリーの「鴨ロースト トリュフソース」も試食。ハンガリーはフォアグラの生産量第2位を誇っており、鴨肉も人気の味わいだという。本商品はそんな鴨肉のローストを、サクサクのクラッカー、マスカルポーネチーズと一緒に味わう一品だ。肉の上には香り高いトリュフソースがかかっており、口に入れた瞬間、トリュフの豊かな香り、鴨肉の旨味がぶわっと広がる。人気No.1なのも納得の一品だった。


 それから、万博会場でしか食べることのできないリトアニア共和国の「シャルティ バルシチャイ」も実食! 実はリトアニアには当初、メニューの開発候補になかったそう。しかし、大の寿司好きだというリトアニアの大使から直々に商品化のオファーを受け、「くら寿司」流のリトアニア料理を作成することを決めたという。

 そんな経緯から生まれた本商品は、ザ・ピンクなビジュアルが印象的なビーツを使用した冷製スープ。本来はケフィア(発酵した乳飲料)を使用するところ、日本人の口にあうよう、旨味、甘み、酸味のバランスがとれた「すし酢」を使用しているのがポイント。実際に食べてみると、ビビッドな見た目に反して、まろやかな甘酸っぱさがクセになる味わいに仕上がっている。まさに回転寿司チェーンならではの工夫が生きている一品といえるだろう。

 このほかにも、アンゴラ共和国の「チキンムアンバ」、コロンビア共和国の「パパクリオージャ オガオソース」、マダガスカル共和国の「マダガスカルバニラパンケーキ」なども人気を集めているそうだ。

 大阪・関西万博は10月13日(月)まで開催中。万博はオープン当初より終わりが近くなるにつれて混雑しはじめるため、これからの時期のオススメのタイミングはGW明けだそう。ぜひとも万博ならではの味わいを試してみては?

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