過激な描写とアート・ザ・クラウンの恐ろしさに、嘔吐(おうと)・失神する者が続出したことでおなじみの映画『テリファー』シリーズのお化け屋敷が、米ユニバーサル・スタジオ・フロリダとユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで開催中の「ハロウィーン・ホラー・ナイト」に登場。現地時間9月4日(木)からはユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでスタートし、監督のデイミアン・レオーネや殺人鬼アート・ザ・クラウン役のデヴィッド・ハワード・ソーントンらキャスト陣も駆けつけていた。
■残虐な映画の世界が目の前に
製作費わずか10万ドルの超低予算ホラー映画としてひっそりと公開された『テリファー』(2016)から始まった同シリーズは、公開されるたびに人気を博し、3作目の『テリファー 聖夜の悪夢』は『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』をおさえて、全米興行収入ランキング初登場1位を獲得するという快挙を達成した人気作。
すでに第4弾の制作も発表されており、ダミアン・レオーネ監督は『テリファー 聖夜の悪夢』時のインタビューでクランクイン!に「一応次が最終章になると思いますが、クライマックスに到達するまでに、まだまだ伝えたいストーリーやバックグラウンドがたくさんあります。なので結構長尺になる予定で、あまりにも長すぎたら2本にしようと考えています」と答えていた。
そんな本シリーズのお化け屋敷が、ユニバーサル・スタジオ・フロリダとユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで開催中の「ハロウィーン・ホラー・ナイト」に登場。
本お化け屋敷では、2作目の『テリファー 終わらない惨劇』で初登場した殺人ピエロのアート・ザ・クラウンのファンハウスに足を踏み入れたゲストが、アートの次なる犠牲者になるかもしれない恐怖から逃れながら、想像を絶するゴア(残虐描写)を経験することになる。残虐な殺りくの様子を目の当たりにするのみならず、音や匂いでも恐怖を感じられるそう。
第1作目から第3作目までのすべての作品が基になっており、クラウン・カフェやおぞましいバスルーム、悪夢と化したクリスマスなどを体験できるほか、シリーズに登場するビッキーやリトル・ペール・ガールなどおなじみの顔ぶれにも会うことができる。
目を背けたくなるほど映画そのまんまな世界が広がる、容赦ない今回のお化け屋敷は大盛況で、240分待ちになることも。レオーネ監督はInstagramのストーリーズで「長い時間待たせて本当にごめんなさい。でもこんなにたくさんの人が集まってくれて本当に感謝しています」とコメント。
続けて「皆さんへの感謝の気持ちは、最高の『テリファー4』でお返しさせてください」ともつづっていた。