お金は貯めたいけど、我慢しすぎると暮らしを楽しめず、ストレスが溜まって浪費の原因に。お金を使うのと貯めるバランスの取り方って難しいですよね。

筆者自身も1年半前までは貯金が全くできず、貯金額は0円でした。そこで今回、1年で130万円の貯金に成功した筆者が、日ごろ実践している“お金をかけること”と“お金をかけないこと”の具体例を交えて紹介したいと思います。(文・写真=kiko)

■生活費が浮いた買って良かったアイテム

 まず、お金をかけて良かったアイテムとして紹介したいのが、花粉症シーズンを快適にする多機能空気清浄機。嫌な花粉はもちろん、気になるウィルスも捕集してくれるので1年中使えます。サーキュレーターとしても使用できるため部屋の換気にくわえ、エアコンの効きも向上できて光熱費の節約にもつながりました。電気代が高騰しやすい夏&冬にエアコンと併用したところ、夏は26度、冬は19度の設定温度で快適に過ごせるようになり、筆者の場合、前年より光熱費を約30%安く抑えることができました。

 それから、日々の生活に満足感を感じることも浪費防止に。筆者は、加齢の影響を受けやすい肌のために、フェイシャルスチーマーを愛用しています。使い始めてから、あれもこれもと塗っていたファンデーションや美容液の数が減り、美容費を安く抑えられるようになりました。それにくわえ、長時間のマスク使用に伴う肌トラブルの対策にもなっており重宝しています。ちなみに毎月1万円ほどかかっていた化粧品代は、0円~5000円以内になりました。

 また、生活費節約につながったのが、コロナで家飲みすることが増えてゲットした「ソーダストリーム(家庭で飲用炭酸水を作れる機械)」。
この商品のイチオシポイントは、炭酸水を買いに行く手間を省ける、省スペース、いつでも飲める、お金は初期費用と替えのガスシリンダー&水道代のみ、なところです。公式サイトによると、ガスシリンダー1本(税込 2160円)で作れる炭酸水は、500mlペットボトル約120本分(4ヵ月分)。1年目は、1番安いスターターキット(税込 1万3200円)と替えのガスシリンダー2本(税込 4320円)で、1万7520円ほどかかりますが、2年目からは、ガスシリンダー3本(税込 6480円)だけでOK。100円の炭酸水を毎日1本買うより年間約3万円も節約できちゃいます。

 ポイント還元を受けるため、家電は全て同じ家電量販店で買うのがおすすめ。ちなみに、ソーダストリームは貯まったポイントでゲットできましたよ。

■“時産”につながるアイテム

 暮らしの中でストレスになることってありませんか? 小さなストレスでも溜まれば大きくなり、浪費や散財してしまうことも。筆者の場合は掃除が苦手だったので、ロボット掃除機を買いました。

 掃除に割いていた時間をほかのことにあてられるので、“時短”ならぬ“時産”につながっています。値段は約8万円と安い買い物ではありませんでしたが、購入のためにこつこつ貯金したことで、節約意識や浪費削減の視座を身に着けることができました。また、以前の“貯金ができない私”では買えなかったものを買えるようになったことで、貯金や節約への自信にもなっています。

■日常生活のここにはお金をかけない

 日常生活の中で筆者は、ATM手数料、レジ袋、コンビニでの買い物などに、お金をかけないように工夫をしています。
ATMは無料の自動送金サービスを使ったり、無料で入出金できる銀行を利用したりしています。また、レジ袋を買うお金もバカにならないので、いつもエコバッグを持ち歩くようになりました。

 そして、コンビニは、物価が高いのでなるべく行かないようにしています。スーパーや薬局など、安く購入できるお店で買うことを心がけましょう。小さなことかもしれませんが、意外とやってみると“チリツモ”になり、筆者もこの方法でお金がどんどん貯まるようになりました。

■消耗品&通信費は最小限に

 ティッシュ、サランラップなどの消耗品、通信費にも最小限のお金しか使っていません。サランラップや排水ネットは100均で、ティッシュや洗剤は薬局で安いものを購入しています。消耗品は、役目を果たせば捨ててしまうことが多いので、ある程度の性能があれば生活に支障はありません。

 またスマホ代は、プランを見直したり、携帯会社を格安スマホ(MVNO)に変えることで抑えられます。筆者も、3月からスタートした大手キャリア会社系列の格安ラインに今後移行予定です。

 こうした日々のお金の使い方を少し見直すだけで、生活が豊かに変化します。お財布のひもを緩めるところと締めるところをしっかり見極めれば楽しく節約しつつ貯金ができます。
新生活が始まる4月、皆さんもぜひ実践してみてください。

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