＜アカデミー賞＞『ドリームプラン』ウィル・スミスが主演男優賞！　3度目の候補入りで初受賞
ウィル・スミスと妻ジェイダ・ピンケット・スミス、第94回アカデミー賞レッドカーペットにて 画像（1枚）

　日本時間28日、第94回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ドリームプラン』で、テニス選手セリーナ・ウィリアムズの父親を演じたウィル・スミスが主演男優賞に輝いた。

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　ウィルは、80年代にザ・フレッシュ・プリンス名義でラッパーとして活躍。

その後シットコム『ベルエアのフレッシュ・プリンス』でブレイクし、1992年に『ハートブレイク・タウン』で映画デビューを果たす。『バッドボーイズ』シリーズや『メン・イン・ブラック』シリーズ、『インデペンデンス・デイ』など、ヒット作を多数持つ。

　これまで、モハメド・アリを演じた『ALI アリ』（2001）と、ホームレスから再起を果たした実在の男性を演じた『幸せのちから』（2006）でもオスカー候補入りしており、3度目のノミネートで初受賞となった。

　『ドリームプラン』は、テニス選手のビーナス＆セリーナ・ウィリアムズ姉妹を育てた父リチャード・ウィリアムズの実話を基にした家族ドラマ。ウィルはプロデューサーも務めており、作品賞にもノミネートされていた。

　壇上に上がったウィルは「なんということでしょう…。人生の今この瞬間に圧倒されています。神様が私に求めていることに圧倒されています」と信じられない様子で、大粒の涙を流すシーンも。「リチャード・ウィリアムズは本当に強く家族を守った男です」と語り、「ビーナスとセリーナ、ウィリアムズ一家が自分たちのストーリーを私に任せてくれたことに感謝を申し上げます。彼らの愛情のための大使のような存在になれたらと思います」と続けた。

　そして瞳にあふれる涙について、「受賞したから涙を流しているわけではありません。私の受賞でアーンジャニュー、サナイヤ、デミらキャスト全員、そしてスタッフ、ビーナス、セリーナ、ウィリアムズ一家全員に光が射すことができたことを心からうれしく思います」と感極まった様子で話した。


＜第94回アカデミー賞主演男優賞：候補一覧（★が受賞者）＞
ハビエル・バルデム　『愛すべき夫妻の秘密』
ベネディクト・カンバーバッチ　『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
アンドリュー・ガーフィールド　『tick，tick...BOOM！：チック、チック…ブーン！』
★ウィル・スミス　『ドリームプラン』
デンゼル・ワシントン　『マクベス』

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