歌手の水木一郎が26日ツイッターと公式サイトにて、リンパ節転移、脳転移を伴う肺がんを患っていたことを公表した。今年にも新たな肺がんが見つかったが、6月に手術を行い経過良好だという。



【写真】「頑張るゼーット!」生涯現役を目指すと宣言した水木一郎

 1971年からアニメソングを歌い続けている水木。所属事務所が発表した文章では、「昨年は、本来であればアニメソングデビュー50周年のスタートを切るはずでしたが、コロナ禍であることと体調面の事情から、活動を控えておりました」としたうえで、「今後、歌手活動を続けるにあたり、事実をお知らせする必要があると感じ、以下の通りご報告をさせていただきます」とつづった。

 肺がんが見つかったのは昨年4月とのことで、声帯不全麻痺の症状をきっかけに検査をしたところ発覚したという。この時見つかった肺がんは、放射線治療・薬物療法により病変が落ち着くまで効果を得たそうだが、現在も定期的に検査をしつつ治療を続けているという。

 また、今年に入り新たな肺がんが見つかったが、6月に手術を行い、経過は良好。「音声機能については声帯内注入術を実施するとともに言語聴覚士によるリハビリを実施、運動機能については理学療法士によるリハビリを受けて、歌手活動を続行できるよう、日々、励んでおります」としている。


 「20歳でデビューして以来50年あまり、大きな怪我も病気もなく、休むことなく歌い続けてきた水木一郎にがんという病気を知らせてくれたのは、水木が何よりも大切にしているこの『声』でした。声の不調があったからこそ、がんに気づき、立ち向かうことができました」とし、今後も活動を続けていくことも発表。「この夏以降もライブ・イベントなどのスケジュールが入っているほか、アニソンデビュー50周年の企画も進行中です。以前のようなパフォーマンスを取り戻すことは決して簡単ではありませんが、これからも、この病と向き合いながら、『生涯現役』を目標に活動を続けたいと水木も意欲を見せています」と、これからも歌い続けることを宣言した。

 また水木本人はツイッターで、「これからも生涯現役目指しますので、応援よろしくお願いします。頑張るゼーット!」と力強くつづった。
この投稿に、声優松本梨香が「水木さん…身体大切になさってくださいね。ずっとずっと一緒にバカ笑いしながらステージで歌いたいので」とコメント。ファンからも「応援してますゼーット!」「50周年企画、世界が待ってます!」「完全復活をお待ちしております」などと、水木の歌声を待ち望む声が寄せられている。

引用:「水木一郎」ツイッター(@aniki_z)