俳優でタレントの渡辺徹さんが11月28日、敗血症のために都内の病院で亡くなったことが、所属していた文学座より発表された。享年61歳。



【写真】今年10月、舞台出演していた頃の渡辺徹さん

 渡辺さんは11月20日に発熱、腹痛等の症状が出たために都内の病院に受診したところ、細菌性胃腸炎の診断を受けて入院。その後に敗血症と診断され、治療が行われたものの回復には至らなかった。

 遺族の意向により葬儀は家族葬で執り行い、後日、お別れの会が催されるとのこと。また妻の榊原郁恵、息子・渡辺裕太による会見も予定されている。

 渡辺さんは1961年5月12日栃木県に生まれ、茨城県で育った。1980年に文学座付属演劇研究本科へ入所し、翌年には文学座研修科の研究生に。
1981年ドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)のラガー刑事役でデビューし、一躍人気若手俳優の座を確立。同作品には1985年まで出演した。その後は俳優として数々のドラマや映画に出演するほか、タレントとしてテレビ番組の司会者やバラエティ番組でも活躍した。