2022年も年末に入り、秋ドラマの多くがクライマックスを迎えている。今回は、もうすぐ最終回を迎える話題のドラマ3作品を振り返っておこう。

■ 『silent』

 女優の川口春奈の主演ドラマ『silent』(フジテレビ系/毎週木曜22時)はいよいよ今週が最終回。本作は、川口演じる主人公の青羽紬が、かつて本気で愛した恋人である目黒蓮(Snow Man)演じる佐倉想と、音のない世界で“出会い直す”ラブストーリー。昨年の「フジテレビヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した脚本家・生方美久が手掛ける本作は、初回放送から国内トレンド1位を獲得するなど大きな話題に。川口、目黒らが描き出すせつないラブストーリーが、毎週のように視聴者の涙を誘っている。

■ 『エルピスー希望、あるいは災いー』

 女優の長澤まさみが主演を務め、俳優の眞栄田郷敦と共演するドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)。本作は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。
長澤が殺人事件のえん罪疑惑を追う女性キャスター・浅川恵那を演じ、眞栄田は共に事件を取材する若手ディレクター・岸本拓朗を演じる。現実の日本のメディアの問題点に触れる硬質な内容に視聴者は釘付けとなり、毎週ツイッターで話題に。今週の放送回では、事件の真相を追う中でついに死者が出るなど、来週の最終回を前にいよいよ目が離せなくなってきている。

■ 『invert 城塚翡翠 倒叙集』

 女優の清原果耶が主演するドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)も今週の放送で最終回。ヒロイン・城塚翡翠(清原)が、パートナー・千和崎真(小芝風花)と共に難解な事件と向き合う姿を描く。10月から放送の『霊媒探偵・城塚翡翠』の“最終回”では多くの視聴者がだまされ舌を巻いた。
その続編として、11月20日から放送されている本作。最終回はクリスマスの夜放送される。