日本では人生の節目として数えられる「還暦」。60歳を迎えた際には、「還暦祝い」として赤いちゃんちゃんこなどを着てお祝いするのが慣例だ。
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■ お笑い芸人
お笑い界では、90年代以降常にトップランナーに君臨しつづけるダウンタウン、浜田雅功と松本人志の2人がそろって還暦を迎える。
小学生からの幼なじみの2人は、よしもとが創設した養成所「NSC」1期生として芸能界入り。関西で放送された番組『4時ですよーだ』(MBS)などでカリスマ的な人気を博した後に上京。その後は『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)、今なお続く『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系/毎週日曜23時25分)のほか、日本のテレビバラエティ史に残る冠番組の数々を生み出し、それぞれのピンの出演番組も多数。現在も『水曜日のダウンタウン』(TBS系/毎週水曜22時)で毎週のようにSNSを沸かせるなど、人気が衰えるところを知らない。昨年は吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」で31年ぶりに漫才を披露し、大きな話題に。
ダウンタウンと大阪時代から苦楽を共にしたメンバーにも、今年還暦を迎えるメンバーが多い。芸歴は2人より短いが、130Rのほんこん、板尾創路、“キム兄”こと木村祐一も還暦を迎える。よしもと以外では、ダウンタウンとウッチャンナンチャンが若手時代に共演した伝説の番組『夢で逢えたら』(フジテレビ系)に出演していた野沢直子が、さらにダチョウ倶楽部の肥後克広も同い年だ。
■ 俳優
2023年は有名俳優も続々と還暦を迎える。
そのほか、ドラマや映画で活躍する名バイプレイヤーも還暦だ。主演ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)シリーズでおなじみの松重豊のほか、ドラマ『バイプレイヤーズ』(同系)で松重と共演していた寺島進や、そのほかにも勝村政信、伊原剛志、田中要次、加藤雅也、女優では片桐はいり、広田レオナが今年60歳だ。
■ 歌手・アナウンサー・クリエイター
お笑い芸人やタレント以外では、「PRIDE」「Goodbye Yesterday」などのヒット曲で知られる歌手の今井美樹、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系/毎週月曜から金曜13時55分)で“お昼の顔”を長らく務めているフリーアナウンサー・宮根誠司も1963年生まれ。
クリエイターでは、小説家・コラムニスト、俳優としても活躍するリリー・フランキー、漫画『名探偵コナン』シリーズが有名な漫画家・青山剛昌、映画監督・作家の岩井俊二、劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチが今年還暦。
変わり種では、近年は『水曜日のダウンタウン』に出演した際の活躍が印象的なフードファイター・菅原初代も彼らと同い年だ。
■ 海外では大スターが相次いで還暦!
「還暦」は干支から発祥した概念であるため、諸外国ではなじみがないと思われるが、海外の「今年60歳」のメンバーもそうそうたる面々なので、紹介しよう。
映画スターのブラッド・ピットも、なんと今年60歳。『セブン』『ファイト・クラブ』『スナッチ』『オーシャンズ11』『マネーボール』などなど…代表作をあげだしたらキリがない。最近では、伊坂幸太郎原作のアクション大作『ブレット・トレイン』に主演するなど、依然として第一線で活躍し続けている。今年はデイミアン・チャゼル監督最新作の主演映画『バビロン』の公開を控えている。映画制作会社「プランBエンターテインメント」を立ち上げ、プロデューサー業でも活躍中だ。
ブラピのほかにも、映画スターでは『シザーハンズ』『ギルバート・グレイプ』『チャーリーとチョコレート工場』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるジョニーデップ、『ロミオ・マスト・ダイ』『HERO』『ダニー・ザ・ドッグ』などで知られる中国出身の映画スター、ジェット・リーも同い年だ。
そのほか、90年代にバスケットボールNBAのシカゴ・ブルズを2度の3連覇に導くなど、時代を超えて愛される“バスケの神様”マイケル・ジョーダンも来月60歳を迎える。