あす1月3日放送の新春スペシャルでファイナルとなる沢村一樹主演の医療ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』が、昨年末ついにクランクアップ。11年間撮影現場をクールに、ユーモアたっぷりに通してきた沢村が、最後の最後に男泣きを見せた。



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 本作は、2011年10月期に連続ドラマとしてスタートし、平均視聴率14.8%、最高視聴率18.5%を獲得。2013年7月に放送されたパート2では平均視聴率18.3%、最終回には最高視聴率21.7%を記録し(※関東ビデオリサーチ調べ)、その後も連ドラシリーズのパート3、スペシャルドラマ4本を放送し、多くの視聴者を魅了してきた。

 あす、その集大成となるファイナルが放送され、ついに完結することとなる本作。昨年末、全ての撮影工程を終え、クランクアップを迎えた沢村と高嶋政伸が、「DOCTORS」シリーズ11年間撮影現場をともにしてきた大勢のスタッフ・キャストを前に万感の思いを語った。

 高嶋と2人そろってのシーンでのクランクアップとなった沢村。監督から「チェックOK」と声が上がると、現場からは大きな拍手が。
沢村は花束を受け取り、11年間ともに作品を作ってきたスタッフ、キャストへの感謝を述べた。

 「(ファイナルだということが)まだピンときていない」という沢村だったが、前々日くらいから徐々に実感を抱き始めたそう。これまで、『DOCTORS』の撮影を終えると、次回の撮影での再会を約束する意味で「またね」と言って現場をあとにしていたのが、「もう“またね”じゃないのかぁと思うと、すごく寂しい気持ちになって…」と声を詰まらせた。

 「本当に幸せな11年間だったと思う」と、これまで撮影現場をクールにユーモアたっぷりに通してきた沢村の目には光るものが。横で沢村のあいさつを見守っていた高嶋がそっと歩み寄ると、2人は熱い抱擁を交わし、最後まで絆の強さを見せた。

 そして少し遅れて高嶋がクランクアップ。
沢村から渡された花束を手に、時おり笑い話も混じえながら11年間を振り返った。「『DOCTORS』では、いろいろ考え、いろいろ悩んだ」と高嶋。「この11年間の『DOCTORS』でいただいた、宝石のような財産は今後の私の役者人生に必ず活かしたいと思います」と力強く宣言した。

 沢村、高嶋の口から語られた『DOCTORS』へのさまざまな思い、そして感謝の言葉に、静かに聞き入っていたスタッフ。最後には2人に惜しみない拍手がおくられ、11年間にわたる『DOCTORS』の撮影に終わりを告げた。

 なお、テレビ朝日公式YouTubeチャンネルでは、『DOCTORS~最強の名医~』の11年間の歴史を5分で振り返ることができるダイジェスト動画と、沢村&高嶋の名演、怪演10連発の爆笑スペシャル動画の2本を配信中。


 『新春ドラマスペシャル DOCTORS~最強の名医~ファイナル』は、テレビ朝日系にて2023年1月3日21時放送。

 ※沢村一樹、高嶋政伸のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■沢村一樹(相良浩介役)

 クランクアップにあたって何を言おうか考えようと思ったんですけど、まだあんまりピンときてなくて…。一昨日くらいから、「あっ、終わりなんだ」と思い始めました。自分のなかで11年間ずっと『DOCTORS』が終わったら、「またね」と言っていたんですけど、もう「またね」じゃないんだなと…。なんだか、「またね」と言ってバイバイしていたのが、もう「またね」じゃないのかぁと思うと、すごく寂しい気持ちになって…。
11年間、ライフワークの1つになっていて、「そろそろ『DOCTORS』だな」と思うと、相良先生を思い出す時間があったりしていたのが、「次はもうないんだよな」というのが、ちょっとまだ信じられない気持ちです。

 ただ、この11年間、プロデューサーの皆さんのおかげで、同じスタッフさんを集めていただき、他のレギュラー出演者の方々も言っていましたが、すごく居心地のいい現場でした。皆さんが作った空気のなかで、僕らは楽しく過ごさせてもらったので、こういう11年を過ごせたのは…すごく…あぁ泣きそうだな…この作品との出会いもそうだし、こうやって同じスタッフさんと11年やれたのは、本当に幸せな11年間だったと思います…。

 そして見てくださる視聴者の方が11年間応援してくださったおかげだと思うので、それも感謝しながら、1月3日のオンエア、楽しみにしたいと思います!

 1つだけ…もしも『新DOCTORS』が始まったとき、僕がいないというのだけはやめてください(笑)。

 本当に幸せでした…皆さんのおかけで、本当に幸せな時間でした! ありがとうございました!

■高嶋政伸(森山卓役)

 11年にわたって素晴らしいスタッフキャストの皆さまとご一緒できたこと、本当に幸せだと思っております。11年で一区切り、ということですけどもあっという間だったという感じがいたします。
が、そこから月日が経ち、今は5歳の息子と3月に生まれたばかりの子と、新しい家族ができております。そう考えると11年という時間というのは決して短くなかったなと、そんな気がいたします。

 この11年間に本当にいろいろなことを教えていただきまして、いろんなことを悩みましたし、また本当に楽しいことも経験させていただきました。この11年間の『DOCTORS』でいただいた、宝石のような財産は今後の私の役者人生に必ず活かしたいと思いますし、必ず活かすつもりでございます。本当に楽しかったです! ありがとうございました! そしてまたお会いしましょう(笑)。