“伝説のロック・スター”デヴィッド・ボウイの初となる公式認定ドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』より、本日1月8日にボウイが生誕76年の誕生日を迎えるのを記念し、本予告と本ビジュアルが解禁された。

【動画】『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』本予告

 本作は、現代において最も影響力のあるアーティストにして“伝説のロック・スター”デヴィッド・ボウイの人生と才能に焦点を当てたドキュメンタリー映画。

全編に渡りボウイのナレーションをフィーチャーし、アーカイブから選りすぐった未公開映像と「スターマン」「チェンジズ」「スペイス・オディティ」「月世界の白昼夢」など40曲もの名曲で構成。デヴィッド・ボウイ財団唯一の公式認定ドキュメンタリー映画である。

 監督を務めるのは、ロバート・エヴァンスのドキュメンタリー映画『くたばれ!ハリウッド』、カート・コバーンのドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』を手掛けた名手ブレット・モーゲン。デヴィッド・ボウイ財団が保有する膨大な映像にアクセスすることを許されたモーゲン監督は、全ての映像に目を通すために2年もの歳月を費やし、本作を構築した。

 音楽プロデュースを務めるのは、デヴィッド・ボウイ、T・REX、THE YELLOW MONKEYらの楽曲をプロデュースしてきた敏腕プロデューサー、トニー・ヴィスコンティ。そして音響は社会現象級の大ヒットとなったクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞を受賞した音響技術者ポール・マッセイ。


 本日1月8日、デヴィッド・ボウイ生誕76年を記念し、本予告と本ビジュアルが解禁。本予告は、「大切なのは何をするかで、時間のあるなしや、望みなんか関係ない」というボウイのメッセージから始まる。そして代表曲「スペイス・オディティ」や、本作のタイトルにもなっている「月世界の白昼夢」が流れるなか、様々な時代のボウイの姿が映し出され、ボウイの創造する世界へと一気に引き込まれる。

 中盤では、「噂や疑問が飛び交っている」「出身は?外国の生物か?本物か?異常者か?ロボットか?一体何者だ?」というセリフも挟み込まれ、ボウイが当時衝撃的な存在だったことをうかがわせる。「16歳の時から誰にもできない大冒険をしようと決めていた」と力強く語り、テレビ番組に出演した際に「その靴は男物?女物?バイセクシャルのもの?」と司会者から嘲笑的な言葉をかけられるも、「ただの靴さ」と一蹴し笑うボウイ。そして終盤は貴重なライブ映像の数々が映し出され、「人生はすばらしい」というボウイの言葉で締めくくられている。


 本ビジュアルは、ファッションデザイナーの山本寛斎が衣装デザインを手がけ、写真家の鋤田正義が撮影した、デヴィッド・ボウイの写真を使用したもの。当時本人と親交の深かった二人が生み出した、ボウイの世界観を表現した最高峰のポートレイトだ。背景には宇宙のイメージが広がり、彼がみていた無限の世界へ観客を誘うことを表現している。

 映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』は3月24日より全国公開。