2023年の幕開けは“怖いもの見たさ”がそそられる新作映画が続々と公開予定。今回は“正月ボケ”も吹き飛ばす、スリルに満ちた新作4本をご紹介!

【写真】“怖いもの見たさ”がそそられる! スリルに満ちた<新作映画4選>

■チャイナタウンの“ゴッドマザー”! NYの裏社会でのしあがる女の生き様『スネークヘッド』(公開中)

 生き別れの娘を探すため、犯罪組織“蛇頭(スネークヘッド)”の手引きでニューヨークに密航してきた主人公シスター・ツェが、危険な仕事に手を染めながら、持ち前の美貌と度胸で頭角を現し、裏社会で“ゴッドマザー”として君臨していくさまを描いた本作。

ツェの確かな仕事ぶりに女ボス、ダイ・マーの信頼を勝ち取っていくが、それをよく思わないダイ・マーの息子ランボーは、ツェがこの街にきた本当の目的を嗅ぎつけ、彼女を陥れようとしていく…。

 出演は、、『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』のシューヤ・チャン、『ワイルド・スピード』シリーズのサン・カンら。事実にインスパイアされたという、壮絶なクライム・ストーリーは必見!

■ユダヤ人大量虐殺が決められた、“史上最も恐ろしい”ビジネス会議に戦慄『ヒトラーのための虐殺会議』(1月20日公開)

 1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安部長官のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15名と秘書1名によって開かれた、“史上最も恐ろしい会議”の全貌を映し出した本作。議題は「ユダヤ人問題の最終的解決」について。「最終的解決」はヨーロッパにおける1100万ものユダヤ人を計画的に駆除する、つまり抹殺することを意味するコード名。移送、強制収容と労働、計画的殺害など様々な方策を誰一人として異論を唱えることなく議決されてしまう…。


 本作のプロデューサーは「ドイツの歴史の中で最も暗い章であるヨーロッパでのユダヤ人殺害と迫害の聴衆、この会議が果たした役割を私たちは忘れてはならない」と語る。まるでビジネスのようにユダヤ人問題について話し合い、大量虐殺に対して反論する者が誰もいない、その異様な光景を捉えた90分。覚悟の上、スクリーンで見届けてほしい。

■地上600mの絶望…食料なし、電波なし、救助なし! 絶体絶命のサバイバルスリラー『FALL フォール』

 夫を亡くし悲しみから抜け出せない主人公ベッキーを励まそうと、親友のハンターはクライミングの計画を立てる。彼女が選んだのは、今は使われていない地上600mのモンスター級のテレビ塔だった。老朽化で足場が不安定になった梯子を登り続け、なんとか頂上へ到達することに成功。
ベッキーは夫の遺灰を空から撒くことで彼を偲び、新たな一歩を踏み出そうと決意するが、それも束の間、彼女たちに次々と困難が襲いかかる…。梯子が外れ、高所に取り残された彼女たちは危機を抜け出すことはできるのか!?

 本作の監督を務めたのは、前作『ファイナル・スコア』(2018)で取り壊しの決まったサッカースタジアム「ブーリン・グラウンド」を実際に爆破するなど存分に活用し、批評家からも“サッカースタジアム版『ダイ・ハード』”と絶賛を集めたスコット・マン。地上600mの鉄塔の上でのスリリングな描写の数々は高所恐怖症ならずとも手に汗握ること間違いなし!

■FBI陰の“最強フィクサー” vs FBI長官 正義の組織に隠された<巨大な陰謀>を暴く『ブラックライト』(3月3日公開)

 FBI長官ガブリエル直々に雇われている主人公トラヴィス・ブロック。通称“フィクサー”と呼ばれ、極秘任務で潜入捜査している秘密捜査官に危機が迫った際、救出し更生させるという陰の任務を担っていた。ある日、救出した潜入捜査官ダスティから、FBIが一般人の殺しに関与しているという話を聞かされる。にわかに信じられなかったが、ダスティがその事実を記者のミラ・ジョーンズにリークしようとするも、何者かに殺害される。
ミラと調査を進める中、国家を揺るがす極秘プログラム“オペレーション・U(ユニティ)”の存在を知り、ガブリエルに聞き出そうとするが、逆に娘と孫娘が誘拐されてしまう…。

 主演を務めるのは、『トレイン・ミッション』『ファイナル・プラン』のリーアム・ニーソン。ついに70歳を迎えた屈強のアクションスターが、陰謀に巻き込まれていく凄腕のフィクサーという役どころに扮し、激しいカーアクションにも挑戦。全米2周連続NO.1ヒットを記録した『ファイナル・プラン』のマーク・ウィリアムズがメガホンをとり、再びリーアムとタッグを組んだ。進化を続けるリーアムの身体を張った過激アクションはもちろんのこと、陰謀が渦巻く予測不能のノンストップな物語に、ますます目が離せない!