井桁弘恵が主演を務め、武田真治が共演する3月4日放送開始のドラマ『自由な女神 ―バックステージ・イン・ニューヨーク―』(東海テレビフジテレビ系)に、宇垣美里が出演決定。武田演じるクールミントの宿敵・ドラァグクイーンを演じる。



【写真】TGC 和歌山 2023でダンスを披露した宇垣美里

 本作は、オーツカヒロキによるコミック『バックステージ・イン・ニューヨーク』(forcs刊)を、ニューヨークから東京に舞台を移してドラマ化。地味な田舎女子のヒロイン・サチが、伝説のドラァグクイーンと出会ったことをきっかけに、自分を解放してファッションデザイナーとして評価されるまでの成長を描く上京物語。サチをめぐる訳あり元サーファー・ケン(古川雄輝)とサチの幼馴染・篤史の恋の行方からも目が離せない。

 今回、クールミントのライバルのドラァグクイーン・マカロン役に宇垣美里が決定。2月11日に和歌山で開かれた『oomiya presents TGC WAKAYAMA 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION』(以下、TGC 和歌山 2023)で、武田信治と共にスペシャルステージに登場。華麗な衣装を身にまとい、ランウェイでダンスバトルを繰り広げた。


 ステージでは、まず、純白の衣装に身を包んだクールミント(武田)が登場。曲に合わせて伸びやかに踊りながらランウェイを歩き出す…と、その背後に同じく白いコスチュームのマカロン(宇垣)が現れ、クールミントを挑発するダンスを展開。攻め続けるマカロン、戸惑いながらもその挑発を受け止めるクールミント。2人のバトルはどんどん白熱し、場内からも拍手が沸き起こった。

 ステージを終え武田からは「一番良いパフォーマンスになったね」とし、宇垣も「会場の皆さんが温かく見守ってくださり気持ち良く踊れました!」とコメント。スタッフからも「これまでのどのリハよりも、この本番が2人よく揃ってた!」との声が。
また、同時生配信のLINE LIVEでは「TGCでドラマの一発収録って、すごい!」「このシーンがドラマでも使われるの!?」「自由な女神、見なきゃ!」といったコメントも多数アップされた。

 ドラマではこの模様を3月18日に放送される第3話で放送する。サチの成長を見せる場として、史上最大級のファッションフェスタ。東京ガールズコレクションに勝る最高の舞台は無いという制作側の強い意向に、東京ガールズコレクション実行委員会が快諾し実現。強烈なキャラクターと圧倒的なセンスで、バラエティ番組への出演を始め、業界中の注目を集めているFashion Designer・yasuo をはじめ、松村空采や宮坂青など、新進気鋭の若手デザイナーたちが、サチがデザインした服を実際に作っている事も、ドラマの見どころの1つだ。

 さらにサチの幼馴染役として、土ドラ「顔だけ先生」でお調子者だが憎めない愛されキャラの生徒を熱演し、ドラマからバラエティまで大活躍中の三浦りょう太が出演。
加えて小木茂光、朝加真由美、宮崎美子など実力派も登場し、濃いキャラ大渋滞で物語はさらにカオスに。

 土ドラ『自由な女神 ―バックステージ・イン・ニューヨーク―』は、東海テレビ・フジテレビ系にて3月4日より毎週土曜23時40分放送(全4話)。
 
 ※宇垣美里、三浦りょう太のコメントは以下の通り

<コメント全文>

■宇垣美里(マカロン・小室愛華役)

オファーをいただいた時、そもそもドラァグクイーンの役を女性が演じていいのかな?と疑問に思いました。でも調べたら、女性のドラァグクイーンもいることが分かり、何より「誇張されたステレオタイプな女性を表現することで、押しつけられた女らしさ・男らしさの固定概念をぶっ潰す」というドラァグクイーンの在り方に大きな魅力を感じるようになりました。

マカロンは、一生懸命で頑張り屋さんで、感情表現が豊かな子なんです。彼女なりのドラァグクイーン像があって、そのためなら誰とだって戦ってやるけど、決して楽な道じゃない。
だからずっと尊敬してその背中を追い続けているミントに、本当は認めてほしいし応援してもらいたいんですよね。でも、そのことを素直に表現できなくて、ついついミントに突っかかっていっちゃう。小学生かよ。かわいい!って感じ(笑)

そんなマカロンを演じるにあたっては、ひとつの台詞の中に高い音も低い音も混ぜ、くるくると印象が変わるような幅のある話し方を目指しました。ちょっとうるさいな!?となるくらい手先をぴらぴら動かしているのは鳥っぽさをイメージしています。どの瞬間も派手に、堂々と、美しく、がテーマです。


私自身も、思い返すとアナウンサー時代も含めて、今までの人生、常に押しつけられる○○らしさ、というものと戦ってきたようにも思います。誰かに認められたいというよりは、好きな自分以外では1秒たりともいたくない、という思いが強いかとは思いますが、それによって誰かの自分らしさを解放できていたとしたら、それはマカロンと同じところを目指していると言えるのかもしれません。

このドラマは、見る人に「本当に自分がやりたいことってなんだろか?」と問いかけ、一歩を踏み出すその背中をぽんっと、優しく押してくれるような作品です。みんなでたくさん練習したダンスシーンも合わせて楽しんでいただけると幸いです。

■三浦りょう太(川田篤史役)

篤史というキャラクターに対し僕をイメージしてキャスティングしていただけたことが純粋に嬉しかったです。

特に幼馴染みへの恋心という設定は、昔からとても憧れがあり、最初に台本を読んだときにとても興奮しました。
もう、その瞬間からサチとの恋についての妄想が止まらなかったくらいです。一つ一つのシーンをどう演じていこうか考えるのが楽しかったです!!

篤史は、ちょっとお馬鹿さんな部分はありますが、憎めず、本当に芯が強い男だと思っています。大好きな人のために真っ直ぐ突き進める強さを持っているのですが、ただ、その不器用さや、真っ直ぐさが人々に誤解を招いてしまうこともあるキャラクターです。

その篤史を演じるにあたって、彼がどんな状況であっても「なによりもサチのために」ということを考える男であることを前提に全てのシーンに挑みました。僕自身が、篤史のような、不器用だけどとことん真っ直ぐ突き進む男の強さに昔からとても憧れていたので、その憧れをいい意味で役に反映できていたらいいなと思います。

共演いただいた井桁さんも、武田さんも、いつも明るく人に思いやりをもって接してくださる方たちで、現場は常に2人の暖かさに包まれている印象でした。井桁さんは、どんなに大変なシーンでもいつも笑顔いっぱいのポジティブさで、そのポジティブオーラにとても救われました。また、武田さんは本当にザ・エンターテイナーで、常にみんなが笑顔でいられる環境を作って、現場を明るくしてくださっていました。一緒にお仕事をさせていただきとても楽しかったです。

この作品は本当に前向きでポジティブな作品になっていると思います。その前向きな空気が、多くの人に届いて、皆さんの心を満たしてもらえたら嬉しいです。もちろん、僕が演じる幼馴染みの篤史とサチの恋愛がどのように進展していくのか、についてもぜひともご注目くださいお楽しみに!