俳優の水谷豊寺脇康文が共演するドラマ相棒 season21』(テレビ朝日系/毎週水曜21時)の最終回スペシャル『13(前編)』(3月8日放送)に、米沢守役の六角精児渡辺いっけい、柴崎楓雅が出演することが発表された。杉下右京(水谷)&特命係とは不思議な絆で結ばれた米沢守が、帰ってきた亀山薫(寺脇)とついに再会する。



【写真】ついに登場! 米沢守役・六角精児の場面写真

 水谷演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫が満を持して再びタッグを組み、2022年10月よりスタートした『相棒season21』。最終回スペシャル『13』には、米沢守役の六角精児が登場。さらに、『相棒』初出演となる渡辺いっけいと若手俳優・柴崎楓雅が、存在感たっぷりに物語を彩る。

 昨年2022年に放送された『相棒season20』の第17話『米沢守再びの事件』以来、約1年ぶりの登場となる米沢守。かつては警視庁刑事部鑑識課に所属し、右京ら《特命係》と数々の難事件の真相究明に挑んできた。《特命係》とは不思議な絆で結ばれていた彼は、シーズン14の最終回スペシャルで警視庁警察学校の教官となり、鑑識課を去ることに。
その後も、折にふれて右京たちの前に姿を現してはいたが、最終回スペシャルでシーズン21に再び登場。日本に帰国し《特命係》に復帰していた薫と、ついに再会を果たすことになる。

 最終回スペシャルは、今は亡き小野田公顕・元警察庁長官官房室長(通称・官房長)の遺骨が盗まれる、というセンセーショナルな事件で幕を開ける。とある事情から、事件の存在を右京に隠されていたことで激しく憤る(拗ねる?)薫。米沢とは、その腹の虫がおさまらない中で再会することとなり…。

 今回出演した六角は、久々の『相棒』の現場は「実家のようだった」と振り返り、水谷&寺脇コンビとの15年ぶりの共演には「懐かしさを感じるかと思いきや、とても新鮮でした」と、思いがけない感覚を味わったことを明かした。


 一方、渡辺いっけいが演じるのは、埼玉県の長瀞にある寺で《ながとろ河童塾》を営む葛葉宰三(くずは・さいぞう)。葛葉は、中学校の教師を辞めた後、小中学生を集めて、寺の本堂で勉強をしたり、ゲームをしたり、工作をしたりと思い思いの時間を過ごす私塾の塾長。遺骨盗難事件との関連で、聞き込みに来た右京と薫に対面することになる。今回が『相棒』初出演となる渡辺は「僕にピッタリの、非常に複雑でやり甲斐のある役どころをいただきました。どうぞご期待ください」とコメント。

 そんな葛葉が営む《ながとろ河童塾》の塾生、真野正義(まの・ジャスティス)を演じるのが、『テセウスの船』『岸辺露伴は動かない』などで注目を集める10代の俳優、柴崎楓雅。
小野田元官房長と同時期に遺骨を盗まれる被害に遭った真野家の息子である正義は、当初事件との関わりはなさそうに見えていたが…。今回の出演について芝崎は「刑事ドラマが好きで、幼少期から何度も観ていた作品に参加できることに、心躍る毎日でした」と喜びを語っている。

 ドラマ『相棒21』最終回スペシャル『13(前編)』は、テレビ朝日系にて3月8日21時放送。

 ※キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■六角精児(米沢守役)

やはり『相棒』の撮影現場は、久しぶりに帰った「実家」のようでした。スタッフの方、1人1人が特に言葉にはしなくても、とてもあたたかく迎えてくれているのが、ひしひしと感じられ、大変うれしく、その気持ちと共に芝居をさせていただきました。


水谷豊さん、寺脇康文さんのコンビと約15年ぶりにご一緒して、懐かしさを感じるかと思いきや、とても新鮮でした。きっと年齢をまったく感じさせないお2人の創作エネルギーに、僕の心が浄化されたんだと思います。

■渡辺いっけい(葛葉宰三役)

『相棒』の現場で一番感じたのは、水谷豊さん、寺脇康文さんのお2人ならではの《コンビの呼吸》です。水谷さんの提案を寺脇さんは瞬時に踏襲し、薫の台詞に取り入れていく――見事なコンビネーションでした。

お2人から聞き込みを受けるシーンはユーモラスで楽しかったのですが、僕は笑っているうちに懐に入られていく…。それは台本通りなのですが、やはり2人のコンビネーションにやられるのです。
心底ゾッとしました。間違いなくお2人は、唯一無二のコンビです。

実は僕は今まで一度も『相棒』に出演した事がありません。それを知ると「まさか!信じられない!」と驚く関係者もいて(そんな声もまた切なくて…)、いつしか僕は『相棒』に背を向けて生きて参りました(笑)。今回そんな僕にピッタリの、非常に複雑でやり甲斐のある役どころをいただいております。どうぞご期待下さい。


■柴崎楓雅(真野正義役)

刑事ドラマが好きで、幼少期から何度も観ていた作品に参加できることに、心躍る毎日でした。水谷豊さん、寺脇康文さんとのお芝居は緊張もしましたが、目の前で繰り広げられるお二方のお芝居に僕自身すごく興奮しました。とても貴重で幸せな時間でした。

撮影の待ち時間には、長年の相棒であるお二方とスタッフの皆さんとの会話に入れていただき、笑いの絶えない現場ですごくうれしかったです。水谷さんからは、「間のとり方がいい」と言ってもらえて胸がいっぱいになりました。

僕が演じる正義が、どのようなかたちで右京さん、亀山さんと関わるのか、ぜひ見届けていただけたらうれしいです。