1993年4月のスタート以降、マイナーチェンジを繰り返しながら現在も放送が続いているのが、参加型子ども向け教育番組『天才てれびくん』シリーズ(NHK Eテレ)だ。まもなく30周年を迎える当番組は、これまで数多くの人気タレントを輩出。

子役時代に“てれび戦士”として視聴者からの人気を得て、現在も第一線で活躍中の芸能人たちをまとめてみた。

【写真】『天てれ』から羽ばたいた芸能人たち “てれび戦士”時代を公開した人も

ウエンツ瑛士

 1995年から2000年にわたって番組にレギュラー出演していたのが、現在は俳優・タレントとして活躍しているウエンツ瑛士。小学校4年生からの5年間、2枚目キャラのてれび戦士として番組を盛り上げた。番組卒業後は、芸能界を一時引退するものの程なくして復帰。俳優業だけでなくタレントとしてバラエティ番組にも進出する傍ら、小池徹平とのユニット「WaT」では音楽活動を展開。マルチな活躍ぶりで視聴者からのさらなる人気を得ている。


生田斗真

 俳優の生田斗真は1996年に11歳でジャニーズ事務所へ入所。入所からわずか2ヵ月後にはてれび戦士に抜てきされ、2年間レギュラー出演することに。番組出演中は、共演者のウエンツ瑛士らとバンドを組み「ストロベリーパフェ」としてCDデビューも果たしている。番組卒業後は、数々のテレビドラマや映画、舞台に俳優として出演。主演映画『湯道』が公開中で、6月には主演映画『渇水』の公開も控えている。

大沢あかね

 番組タイトルが『天才てれびくんワイド』となった1999年からの1年間、てれび戦士を務めていたのが、タレントの大沢あかね。
94年に子役として芸能界デビューをしていた彼女は、この番組への出演をきっかけに注目を集めブレイク。2009年にはお笑い芸人の劇団ひとりと結婚し、3人の子どもをもうけている。また今年2月には、『天才てれびくんhello,』30周年記念企画「時空鬼」にも出演した大沢。久しぶりの『天てれ』凱旋を果たした。

■2000年以降のてれび戦士たちも活躍中

前田公輝

 2022年放送の連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合)でヒロインの幼なじみ・智を演じた俳優の前田公輝も元てれび戦士。番組タイトルが『天才てれびくんMAX』へと進化した2003年度から2005年度までレギュラー出演し、小学校6年生から中学2年生まで活躍した。
番組卒業後は俳優としてテレビドラマ、映画、舞台に次々と出演。2021年には自身がプロデュースするファッションブランド「GM」を立ち上げている。今年1月に『天才てれびくんhello,』30周年記念企画「紙フトタッチダウン」に出演した前田は、インスタグラムでてれび戦士時代の姿を公開。出演への喜びもつづっていた。

橋本甜歌てんちむ

 YouTuberのてんちむこと橋本甜歌は、小学校5年生から『天才てれびくんMAX』にレギュラー出演。2004年度から2006年度の3年間にわたって“てんかりん”のニックネームで人気を博した。
番組卒業直後の2007年にはドラマ『こどもの事情』(CBC)にメインキャストとして抜てきされるものの2008年には事務所を退所。その後、モデルとしての活動が再び注目を集め、2014年には映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』に主演。2016年にYouTubeチャンネルを開設している。

小関裕太

 『来世ではちゃんとします』シリーズ(テレビ東京系)などの作品で知られる俳優の小関裕太は、小学校5年生だった2006年から3年間にわたって『天才てれびくんMAX』にレギュラー出演。番組卒業後も俳優としてテレビドラマや映画、舞台に数多く出演。
2021年からは情報番組『王様のブランチ』(TBS系)にもレギュラー出演している。

引用:「大沢あかね」インスタグラム(@oosawa_akane.official)
「前田公輝」インスタグラム(@maeda.gouki)