2021年に、長きにわたり苦しめられてきた成年後見人制度が解除され、約13年ぶりの自由を手にしたブリトニー・スピアーズ。回顧録が完成し、この秋に発売されることがわかった。



【写真】2007年に突然丸坊主にしたブリトニー・スピアーズ

 Page Sixによると、ブリトニーがゴーストライターのサム・ランスキーとともに手掛けてきた回顧録がついに完成し、この秋に発売されるそうだ。彼はニューヨークマガジン、アトランティック誌、タイム誌などに執筆し、マドンナやニッキー・ミナージュ、アデルらを紹介してきたジャーナリスト兼作家。出版社Simon & Schusterによると、タイトルはまだ未定で、クリスマス前の発売に向け、現在最後の調整を行っているところだという。

 ある情報筋は、「ブリトニーの回顧録は、勝利の物語です。夢を追った少女時代やジャスティン・ティンバーレイクとの破局、ヘアを剃り上げた瞬間や、成年後見人制度をめぐる家族との闘いなど、彼女のもっとも脆い部分が綴られています」「またサバイバーの物語でもあり、後見人制度を終わらせ、夫サム・アスガリと幸せを見つけるまでが描かれます」とコメント。「ブリトニーの本は残忍なほど正直に、彼女の胸の内を明かしたものです。
女性を真に力づけるストーリーになっています。…彼女が自分の人生を取り戻す物語です」と述べているそうだ。

 また別の情報筋は、「あらゆる人、特に女性は皆共感できる箇所がある事でしょう。そして自分だけではなかったんだと思わせる内容になっています。彼女は喜びと痛みを、芸術という超越したものに昇華しました」とコメント。

 続けて、「衝撃的な内容です。
ブリトニーの強さを示すだけでなく、ウィットや知性、正直さを感じさせる文章で、自己憐憫を感じさせません」と述べ、「この本は世界を揺すぶるでしょう。革新的なヒットとなると信じています」と話したそうだ。

 ブリトニーは回顧録出版に際し、1500万ドル(約20億円)の契約金を手にしたとみられる。この数字は、オバマ元大統領夫妻の回顧録出版以来、最大規模だそうだ。