フジテレビの人気ドラマ『ひとつ屋根の下』シリーズが放送スタートして、今月で30年が経つ。人気脚本家の野島伸司が手掛けた本作は、江口洋介演じる主人公の柏木達也が、両親と死別後に離れ離れになっていた5人のきょうだいと再会し、絆を取り戻していく姿を描いた。
【写真】『ひとつ屋根の下』スタートから30周年 柏木きょうだいを演じた6人
■ 江口洋介
江口が演じた“あんちゃん”こと長男・達也は実業団のマラソン選手として活躍していたが怪我で引退し、現在はクリーニング店を営んでいる設定。情にもろいお調子者で、口ぐせの「そこに愛はあるのかい?」は本作の代名詞的なセリフに。後ろ被りしたキャップとロン毛がトレードマークだった。
■ 福山雅治
次男で“チイ兄ちゃん”こと雅也を演じたのは、歌手で俳優、ラジオDJとしても活躍する福山雅治だ。雅也はクールな医学生で、最初は再会した達也を疎ましく思っていたが次第に心を開いていく役柄。歌手として多数のヒット曲を生んでいる福山だが、本作で俳優としても存在感がアップした。
■ 酒井法子
長女、小雪を演じたのは当時すでにアイドルとしてブレイクし、「のりぴー」の愛称で親しまれていた酒井法子だった。続編では血のつながらない長兄・達也、次兄・雅也との三角関係、さらに終盤に白血病を発病し、物語のキーマンとなる役柄だった。
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■ いしだ壱成
柏木家の三男・和也を演じたのはいしだ壱成だった。和也は荒れた10代を過ごし、傷害事件で少年鑑別所に収容されていた、という役柄だ。石田純一の長男として知られるいしだは、当時中性的なルックスで人気だった「フェミ男」の代表格。
■ 大路恵美
次女の小梅を演じたのは大路恵美だった。里親の元でいじめられ塞ぎ込んでいた小梅は、達也らと再会して徐々に本来の明るさを取り戻していくが、誕生日にレイプ被害にあうという衝撃的な展開があり、終盤はきょうだいが前を向くためのキーマンとなる存在だった。
■ 山本耕史
四男・文也を演じたのは山本耕史だった。両親と死別後に事故にあい、車椅子生活を余儀なくされている文也を、当時10代だった山本が演じた。その後も山本はテレビ、映画、舞台にと活躍の場を広げ、2004年の大河ドラマ『新選組!』(NHK総合)では主人公・近藤勇の右腕という重要な役どころの土方歳三を好演。