8月9日からディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で全話一挙独占配信される、宮藤官九郎が企画・監督・脚本を手掛けるドラマ『季節のない街』の初の映像となる本予告が公開された。

【動画】なんだこの街!? ワケあり住人まみれの『季節のない街』本予告

 宮藤が長年温めてきた企画であり、山本周五郎の同名小説をベースに映像化した本作は、12年前に起きた“ナニ”の災害で被災した、18世帯ものワケあり住人が暮らしている仮設住宅のある“街”を舞台とした物語。



 本作の初映像となる本予告では、ワケありでいわくつきの街の住人たちの姿が収められている。

 主人公・田中新助(池松壮亮)が相棒猫トラ(ベーコン)と、街にやってくるシーンから始まる本映像によると、舞台となる“街”は、“ナニ”と呼ばれる災害で被災した人々が暮らす仮設住宅が建てられてから12年が経ち、世間からは「忘れられた街」となっている。

 街で見たものや聞いた話をメールで報告するだけで報酬がもらえるという怪しい(!?)仕事のためにやってきた新助は、早速「どですかでん~、どですかでん」と毎日見えない電車を走らせる六ちゃん(濱田岳)に遭遇。六ちゃんから、半ズボンを履いているからという理由だけで「半助」と命名される。

 そのほか、半助を街の青年部に引き入れるタツヤ(仲野太賀)、青年部のメンバーで酒屋の息子オカベ(渡辺大知)の姿や、無口なかつ子(三浦透子)、六ちゃんとともに仏壇に手を合わせる母・くに子(片桐はいり)、街を見守るたんばさん(ベンガル)、タツヤの母・しのぶ(坂井真紀)とタツヤの兄シンゴ(YOUNG DAIS)が再会するシーン、隣に住む大親友の益夫(増子直純)と初太郎(荒川良々)の楽しげな様子、その妻・光代(高橋メアリージュン)と良江(MEGUMI)、博識なホームレス父(又吉直樹)と息子(大沢一菜)、気品をまとった男・島さん(藤井隆)と、そのワイフ(LiLiCo)がキャベツを手に八百屋にたんかをきる姿、街の暴れん坊・熊(奥野瑛太)などが映し出され、優しい夫・良太郎(塚地武雅)の妻でともに5人の子どもを育てる、元アイドルのみさお(前田敦子)のビフォー・アフターも映し出される。

 予告の終盤では、この街に暮らし、次第にここが自分の居場所だと感じはじめた半助と、この街に変化が訪れることを予感させるシーンも。
音楽は、宮藤とのタッグが多い大友良英が担当し、大友節の効いた軽快なリズムが映像を盛り上げる。また、兼ねてより本作の撮影のためにゼロから街を制作したセットの全貌も垣間見ることができる。

 『季節のない街』は、8月9日よりディズニープラス「スター」で全話一挙独占配信スタート。