2003年7月4日にドラマ『Stand Up!!』(TBS系)が放送開始して、今月で20周年だ。本作は二宮和也を主演に迎え、童貞卒業を目標とする高校生たちの青春を描いたちょっぴりエッチなラブコメディ。

のちに『中学聖日記』、『恋はつづくよどこまでも』(同系)を手掛けることになる金子ありさが脚本を担当した。今回は、そんな本作で主人公の正平とその親友からなる「純潔保存会」5人を演じたキャストの現在を振り返りたい。

【写真】20周年の『Stand Up!!』大ブレイクした若手キャストたちの現在

■ 二宮和也

 主人公の浅井正平を演じたのは二宮和也だった。1999年9月にアイドルグループ、(2021年末に活動休止)を結成した二宮だが、本作の4ヵ月前には初の単独主演映画『青の炎』が公開し、本格的に俳優としての活動がスタートする。その後もドラマ、映画と多数出演し、ヒット作をあげれば切りがない。先週末から放送スタートし、人気キャストが集まった話題のドラマ『VIVANT』(TBS系)の第1話には事前告知がないままラストにサプライズ登場し、大きな話題に。
2019年3月に一般女性と結婚。2021年3月には第1子となる女児が誕生した。

山下智久

 ケンケンこと岩崎健吾を演じたのは山下智久だった。当時ジャニーズJr.ながらすでにドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)などに出演し、俳優として活躍していた山下は、この年9月にアイドルグループ・NEWSを結成。その後も主演ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)などがヒットした。
2011年にNEWSを脱退し、ソロとして活動を開始。2020年10月末にジャニーズ事務所を退所した後も、ハリウッド映画に出演するなど活躍の場を広げ、昨年末からNetflixで配信開始したドラマ『今際の国のアリス』シーズン2では全裸のキャラクターを演じて大きな話題に。

小栗旬

 コーくんこと江波功司を演じたのは小栗旬だった。前年にドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)の生徒役で知名度を上げていた小栗。本作の2年後にも『花より男子』(TBS系)には花沢類役を演じてさらに人気を加速させ、20代でトップ俳優に登りつめた。昨年2022年には主演を務めた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)が大絶賛を受けた。
私生活では2012年3月にモデル、女優の山田優と結婚。2人の間には4児が誕生している。今年6月に、所属事務所のトライストーン・エンタテイメントの2代目代表取締役社長に就任することが決定した。

3代目相棒も好演! 突如芸能界を引退した元人気俳優

■ 鈴木杏

 純潔保存会の紅一点で、他4人のメンバーの初恋相手である大和田千絵を演じたのは鈴木杏だった。児童のころから子役として活動していた鈴木は、2000年の大塚製薬「ポカリスエット」のCMで注目を集めた。その後も多くの作品に出演し、2011年6月公開の主演映画『軽蔑』では初のフルヌードに挑戦した。
2021年には、一人芝居『殺意 ストリップショウ』での演技で第28回読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した。今秋放送予定の男女が逆転したパラレルワールドを舞台にしたドラマ『大奥』(NHK総合)Season2では、平賀源内役で出演することが発表されている。

成宮寛貴

 ウダやんこと宇田川隼人を演じたのは成宮寛貴さん。小栗と同じく前年にドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)に生徒役で出演しブレイクし、20代の頃から人気俳優の一角だった。人気刑事ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)シリーズには、2012年放送のseason11から3代目相棒・甲斐享役として出演。2015年3月のseason13最終回の衝撃的な結末をもって卒業した。
その後も活躍を続けていたが、2016年12月に突然、所属事務所を通じ芸能界からの引退を発表。世間を驚かせた。