森七菜×間宮祥太朗がダブル主演する、真夏の海が舞台の男女8人による恋愛群像劇『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)。9日に放送された第5話は、ついに水島健人(間宮)が蒼井夏海(森)に告白! 「ザ月9展開で胸キュン」との声が集まった。

 ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください

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■好きを判断するのは…?

 見知らぬ地でスマートフォンをなくして困っていた時、たまたま知り合いに出くわしただけでも大好きになりそうなのに、その相手がちょっぴり気になっている人だったら…。運命を感じて、すぐに恋に落ちてしまう気がする。

 おそらくだが、夏海が健人に恋愛という意味での好意を抱いたのは、東京の地で彼に再会をした時なのではないだろうか。恥ずかしさよりも夏海を探すことを優先して、「夏海!夏海!」と大声で名前を呼んでくれていた健人。そんな必死な表情を見てしまったら、意識してしまうのも無理はないだろう。

 しかし、夏海の心の中には、牧野匠(神尾楓珠)への恋心が残っている気がしてならない。夏海にとって匠は、何年も思い続けてきた相手。振られてしまったから諦めなければ…と思っていたけれど、最近の匠は夏海に気を持たせるような素ぶりをしている。

 はたから見たら、「ただ健人に取られたくないだけだよ!」と匠のズルさに気づくことができるが、夏海の立場だったらどうだろう。ずっと好きだった相手が、自分に振り向いてくれたら、その好意を無下にすることはできないような気がしてしまう。

 第1話で夏海は、匠に「好きな人のことなら、何時間だって待てるでしょ」と言っていた。
そして、第5話では、健人が夏海に「好きな人のことなら、いつまでも待てるし、どこまでも探しに行ける」と言い、「好きだよ。夏海のことが好き」と告白をしたのだ。

 “いつまでも”や“どこまでも”なんてちょっぴり現実味のない言葉でも、間宮が言うと「本当にそうなんだろうな…」と信じることができる。これが、“間宮マジック”なのだろうか。SNS上でも、「間宮が良すぎる…」「間宮くんに好きって言われたい…」「私も健人が好き」など健人の告白を絶賛する声が多く上がっていた。

 匠のズルさに傷ついた心が、健人の真っすぐさで癒されていく…。ただ、肝心なのは、夏海が健人のことを“待てる”のかどうか。もちろん夏海も、健人への好意が皆無なわけではないだろう。東京で再会したあたりから、ちょっとずつ異性として意識しているのが伝わってくる。

 ただ、育ってきた環境や住んでいる場所など、2人の間には乗り越えなければならない問題がたくさんある。その問題を乗り越えてまで、健人と一緒にいたいのかどうか。夏海の思いは、まだそこに至っていないような気がしてしまう。


 真剣に思ってくれる健人のことを好きになれたら、確実に幸せになれるけど、恋愛はそう簡単にはいかないから面白い。夏海は、最終的に健人と匠、どちらを選ぶのだろう。

■勃発しまくっている三角関係はどうなる?

 前回、最悪な形で終わっていた滝川愛梨(吉川愛)と佐々木修( 萩原利久)の関係性。しかし、修がマーガレットの花束を持って謝罪に現れたことで、愛梨の彼へのイメージは大きく変わることになった。

 “イヤな奴”だと思っていた人物に優しくされると、とてつもなくいい人なのでは? と思えてくることってある。そう考えると、いつでも明るく、第一印象がすごぶるいい山内守(白濱亜嵐)は若干、分が悪いと言えるだろう。

 また、愛梨をめぐる修と守の三角関係に加えて、小椋理沙(仁村紗和)をめぐる早川宗佑(水上恒司)と村田翔平(森崎ウィン)の三角関係も勃発しそうになっている。村田は、理沙の元旦那というだけで、もう彼女に気がないように見えるが、宗佑は確実にライバル視をしている。そして、夏海をめぐる健人と匠の三角関係も気になるところ。

 SNS上でも、「三角関係、多すぎん?」との声が上がるほど、三角関係が多発している『真夏のシンデレラ』。“海辺のシンデレラ”たちは、幸せをつかみ取ることができるのだろうか。後半戦もじっくり見守っていきたい。
(文:菜本かな)

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