「TBS 2023年10月期番組改編説明会」が31日、オンラインで開催され、渡邉真二郎編成局編成部長、畠山渉編成局編成部企画総括、新番組担当の各プロデューサー・編成担当が出席。新バラエティ『ジョンソン』(月曜21時)や現在放送中の日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜21時)、ジャニーズ事務所の性加害問題などに対して言及した。



【インタビュー】レギュラー17本で超多忙、かまいたちの原動力「もっともっと稼ぎたい」

 10月改編では、月曜日を改革。月曜21時の『クレイジージャーニー』が22時に枠移行し、月曜21時には、かまいたち、モグライダー見取り図、ニューヨークというお笑い界の次世代を担う4組を迎えた新番組『ジョンソン』を編成する。

 2013年9月にレギュラー放送を終了したダウンタウンMCの『リンカーン』の後継番組となるが、高柳健人プロデューサーは「リンカーンの次の(アメリカ)大統領がジョンソンなので」とタイトルについて説明。また、「『リンカーン』のDNAを受け継いで、テレビだからこそできるダイナミックな舞台を用意する。『リンカーン』でやっていた企画もやりながら、8人にしかできないものに挑戦したい。ダウンタウンのお墨付きももらっています。
この4組だったら絶対面白いバラエティができると思う」と自信を覗かせた。

 ドラマは、鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』(毎週日曜21時)、広瀬アリス主演、道枝駿佑なにわ男子)共演の火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(毎週火曜22時)、高橋文哉&志尊淳ダブル主演の金曜ドラマ『フェルマーの料理』(毎週金曜22時)が放送される。現在は日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜21時)が考察などで話題を集めているが、畠山氏は「視聴者の皆さんの熱量を感じる。TBSのドラマの力、テレビの力をものすごく感じる日曜劇場になってる」と興奮気味に話し、最終回については「中身についてはご容赦ください」と苦笑いしながら答えていた。

 また日曜16時30分からはTBSとしては4年3ヵ月ぶりとなるアニメのレギュラー枠を設立。1作品目はシリーズ累計発行部数4100万部超の人気作品『七つの大罪』の正統続編となる『七つの大罪黙示録の四騎士』を届け、MBSの「日5」アニメと合わせて1時間のアニメゾーンとなる。


 そして9月23日~10月8日には、“アジア版オリンピック”と言われるスポーツの祭典『アジア大会 中国・杭州』をゴールデンタイム中心に連日生中継する。小西孝典プロデューサーは「メダルラッシュが期待できる。日中韓の戦いが見どころ」とアピールした。

 さらに、質疑応答ではジャニーズ事務所の性加害問題についての質問も。TBSは30日に声明を出していたが、渡邉氏は「“マスメディアの沈黙”を重く受け止めてる。“性暴力は許されない”というスタンスのもとで、きちんと報道していく」と提言し、「それと同時に、バラエティやドラマに関して、ジャニーズ事務所の方々の出演に関してはこれまで通り続けていく」とコメント。


 また、『CDTV ライブ!ライブ!』(毎週月曜20時)に、「滝沢秀明氏が代表を務めるTOBE所属のIMP .の出演は予定するか?」という質問が及ぶと、「TOBEご所属のアーティストの皆さんに関しては今時点でご出演などお伝えできることは特にないですが、『CDTV ライブ!ライブ!』は今人気のアーティストに分けへだてなくお声かけし、ご出演していただいているので、そのスタンスをご理解いただけたら」とジャニーズ事務所への忖度はないと言及していた。