よしながふみの同名コミックを実写化したドラマ10『大奥』(NHK総合/毎週火曜22時)Season2の「医療編」(第13回)が17日に放送され、源内(鈴木杏)と青沼(村雨辰剛)が次々と悲劇に見舞われると、ネット上には「本当理不尽。地獄」「号泣…」などの声が相次いだ。

(※以下、ネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください)

【写真】捕らえられる青沼(村雨辰剛) 『大奥』Season2「医療編」(第13回)場面カット

 男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみ作『大奥』。Season2では若き医師たちが疫病“赤面疱瘡”撲滅に向けて立ち上がる物語から、幕末・大政奉還に至る物語を初めて映像化する。

 赤面疱瘡の治療法を「人痘接種」と名付けた源内は、見ず知らずの男に暴行され梅毒を移されてしまう。それでも源内は赤面予防の種を持つという軽症の赤面患者を探す旅に出る。

 一方、青沼たちは人痘接種の準備に取りかかる。
しかし青沼が“接種した全員が治るとは限らず死人が出る可能性もある”と説明すると、大奥の男たちは接種に及び腰になる。

 そこから数年後。源内が軽症の赤面患者を見つけ出し連れ帰ると大奥は騒然。そんな中、どさくさに紛れて伊兵衛(岡本圭人)が人痘接種を行う。順調に回復した伊兵衛の姿を見た大奥の男たちは次々と接種を希望する。

 人痘接種が成果を上げると、大名の子息も接種を希望し始める。
そんな中、人痘接種を受けた松平定信(安達祐実)の甥が死亡。人痘接種を進めた田沼意次(松下奈緒)は失脚させられ、青沼は斬首される。

 第13回の終盤、人痘接種に関わったため大奥を追放された黒木(玉置玲央)が梅毒の進行した源内を見舞う。源内の家を出た黒木は雨が降る中、大奥を支配する権力者たちに対して「懸命に歩んできた者にこの仕打ちか!? あまりにも理不尽ではないか!」と怒りを爆発させるのだった。

 源内と青沼が次々と悲劇に見舞われる第13回は、放送中からネット上に「こんなのって…酷いよ…」「もう無理ぃいいいい…」「本当理不尽。地獄」といったコメントが続出。
さらに放送後も「なんか放心しながらドラマを観て、終わってから滝のように涙が…」「あまりにもつらすぎて号泣…」「泣きすぎて頭痛い…」などの投稿も相次いでいた。