俳優の竹内涼真が主演するHuluオリジナル『君と世界が終わる日に』の映画版、『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』の挿入歌を、安田レイが歌うことが決定。併せて、挿入歌「Ray of Light」を使用したPVも公開となった。



【動画】安田レイの歌声が包み込む 『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』挿入歌PV

 本作は、ゴーレムと呼ばれるゾンビに占拠された死と隣り合わせの“終末世界”を舞台に、竹内涼真演じる主人公・間宮響が、生き残りを懸けた闘いに身を投じる、極限のゾンビサバイバル。新キャストとして、高橋文哉、堀田真由、板垣李光人、窪塚愛流、橘優輝、黒羽麻璃央も出演する。

 そんなの今作の挿入歌は、安田レイに決定。今作のために書き下ろした楽曲タイトルは「Ray of Light」。2013年7月に大人気アニメのリメイク『宇宙戦艦ヤマト2199』のエンディングテーマに抜てきされ、「Best of my Love」で念願のソロデビューした安田。2015年には初のワンマンツアーを行い、「あしたいろ」で第57回日本レコード大賞新人賞を受賞し、これまでリリースした1stアルバム『Will』、2ndアルバム『PRISM』がともにiTunesでJ‐POP1位、総合2位を獲得した。その後もドラマやアニメ主題歌、CMなど多くの楽曲がタイアップとして使用され、瞬く間にその名を広めた。そんな安田が2021年にリリースしたSeason1の挿入歌「Not the End」は、突如として謎の感染症・ゴーレムウィルスに日常が奪われていくさまと、コロナで日常が奪われている現実の世界観がリンクする歌詞に注目を集めた。「この曲を聴くだけで泣ける」「ドラマの世界観に合っててかっこいい!」などSNSでも大きく話題となり、“歌ってみた”などでカバーする人も続出。楽曲リリースから2年経った今でも反響は続き、ストリーミング再生回数3000万回を突破する大ヒットを記録した。

 そして、この度3年ぶりに満を持して安田レイが「きみセカ」ワールドへ! 本作ではゴーレムウィルスが蔓延(はびこ)る終末世界で絶望的な悲しみの中に一筋の光を見出すように、守るべきものがある人の強い覚悟と決意を表す楽曲を書き下ろした。シリーズを通して一ファンとして見守ってきたという安田は、「暗闇に差し込む真っ直ぐな一筋の光のような願いをこの『Ray of Light』の歌詞に込めました。
少しでも作品に寄り添うことができていたら嬉しいです」とコメント。さらに、菅原伸太郎監督は「『君と世界が終わる日に』という一連の作品において、安田さんの歌声はとても力強い武器でした。シーンに込められた感情をよりエモーショナルに引き立ててくれる、そんな力強さを求めて、楽曲をお願いしました」と安田への期待を込めたオファーの経緯を話した。「きみセカ」の世界観を深く解釈している安田ならではの歌詞に加え、透明感溢れる歌声で、逆境の中でも前を向いて生き抜けるような勇気づけられる楽曲に仕上がった。

 さらに、挿入歌「Ray of Light」を使用した挿入歌PVも解禁。ゴーレムウィルスによって世界が崩壊した日から、引き裂かれてしまった幼馴染の葵(堀田)を何年も探し歩く大和(高橋)。「人を探している」と、偶然辿り着いた人類最後の希望の塔といわれる“ユートピア”の地下で出会った、露天商の天城ジン(板垣)から研究タワーの存在を知り、葵に関する小さな手がかりをもとに響をはじめとする地下街の男たちとタワーを登っていく。「あいつを守らなきゃいけねぇんだよ」と生きていると信じ、必死にもがき戦い続ける大和と、安否もわからないながらも大切な人を想い続ける悲痛な表情が印象的な葵。崩壊した世界になる前の楽しかった過去の日々と“ユートピア”にある数々の敵との対峙が照らし合わされ、想い続けながらもすれ違う2人の描写に胸が締め付けられる。そんな2人を温かく見守るかのように安田の優しい歌声が包み込み、どんな手をつかってでも娘の命を守りたい“響の愛”、想いを寄せる葵への“大和の愛”。それぞれが想う大切な人への“愛”を象徴するPVが完成した。

 今回の映像に高橋は「一番最初にこの曲が流れた時にドキドキとハラハラが一気に込み上げてきて、初めて自分のシーンを観て鳥肌が止まらない経験をしました。
映画を観てくれてる人を一気に『きみセカ』の世界に連れて行ってくれる、そんな楽曲だと感じました」と大絶賛の様子。さらに堀田は「過酷な世界で戦う人々の背中を押してくれるような力強い安田レイさんの音楽に感情移入し涙腺が緩んでしまいました」とコメントした。

 『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』は、2024年1月26日全国公開。

※安田レイ、高橋文哉、堀田真由、菅原伸太郎監督のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■挿入歌・安田レイ

テレビドラマに続いて、『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』の挿入歌を担当させていただき、本当に嬉しく思います。あれからずっと、一ファンとして、響と来美の行方を見守ってきました。

どんなに先の見えない状況でも、大切な人を守り続けたい、決して諦めない、という強く揺るぎない気持ちを持ち続けてきた響と来美。

そして、今回登場する大和と葵にも同じ想いを感じました。

そんな、暗闇に差し込む真っ直ぐな一筋の光のような願いをこの「Ray of Light」の歌詞に込めました。

少しでも作品に寄り添うことが出来ていたら嬉しいです。

■柴崎大和役/高橋文哉

この挿入歌を事前に聞くことなく映画を観たのですが、
一番最初にこの曲が流れた時にドキドキとハラハラが一気に込み上げてきて、初めて自分のシーンを観て鳥肌が止まらない経験をしました。

僕が演じた大和はもちろんですが、涼真さんを始めとするキャストの皆様が作ってきたキャラクターの背中を押してくれる、映画を観てくれてる人を一気に「きみセカ」の世界に連れて行ってくれる、そんな楽曲だと感じました。


この感覚を沢山の方に映画館で感じていただきたいです!

『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』よろしくお願いします!!

■羽鳥葵役/堀田真由

完成した作品を拝見して、スクリーンから飛び出してきそうなアクションやCGの迫力に驚きました。

同時に、過酷な世界で戦う人々の背中を押してくれるような力強い安田レイさんの音楽に感情移入し涙腺が緩んでしまいました。

響や大和、それぞれのキャラクターが愛と正義を持って生き抜く姿から見えてくるものが沢山あると思います。

スケールアップしたきみセカの集大成をご覧いただける日が近づいておりドキドキワクワクしています。

長い旅が終わりを告げる時、どんな未来が待っているのか。

そこは世界の終わりかはじまりか、是非、劇場で見届けてください。

■菅原伸太郎監督

「君と世界が終わる日に」という一連の作品において、安田さんの歌声はとても力強い武器でした。

劇場版制作が決定した時も、菅田くんの主題歌と安田さんの挿入歌は、きみセカに欠かせない要素であると思い、オファーさせて頂きました。

主題歌として、物語の最後に流れる菅田くんの楽曲には、作品トータルを包み込むような優しさを、安田さんの歌声は、シーンに込められた感情をよりエモーショナルに引き立ててくれるそんな力強さを求めて、楽曲をお願いしました。

Seasonを通して、響と来美を歌った“Not the End”、そのアンサーソングとして、“Ray of Light”が、大和と葵という新しい世代を歌う曲として出来上がったのが、とても感慨深いです。

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