2月9日配信開始のAmazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~』(Prime Video)より、主演の大沢たかおをはじめとするキャスト陣が、それぞれの役柄や撮影秘話について語るインタビュー映像が解禁された。

【動画】キャスト陣が撮影秘話を語る『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』インタビュー特別映像

 1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載された、累計発行部数3200万部突破(紙・電子)の漫画『沈黙の艦隊』(作・かわぐちかいじ)を原作として実写化され、昨年秋劇場公開された映画『沈黙の艦隊』。

本作は、大ヒットを記録した劇場版の物語に未公開シーンをふんだんに加え、その後、東京湾に舞台を移して勃発する大海戦のクライマックスまでを描く全8話の完全版連続ドラマ。

 ドラマシリーズの見どころの一つは、逃亡を続ける海江田と彼を追う<たつなみ>の艦長・深町(玉木宏)という対立する二人の物語。冷静沈着で過酷な判断も淡々と下す海江田と、情に厚く決して仲間を見捨てない熱さをもつ深町という、自らの正義を胸にぶつかり合う正反対な二人の衝突が描かれる。異なるリーダー像を描いた二人を見事に演じた大沢、玉木について、インタビュー映像内でも共演者やスタッフ陣が口々に絶賛している。

 原作のかわぐちかいじは大沢演じる海江田を撮影現場で目の当たりにして、「発令所の中にスポットライトがポンっと当たっていて、大沢さんが白い正帽を被って立ってらっしゃったんですが、帽子のフチの少し上がった所から目がキラッと光るんです。その時、『あ、海江田だ』と思いました」と太鼓判を押している。


 また、「やまと」の副長として海江田を支える山中栄二を演じ、撮影中、大沢を一番近くで見ていた中村蒼は「人間としての大きさや深さがあふれ出ていて、まさに大沢さんにしかできない役柄だなと思います。毎日大沢さんの凄さには慣れることなく、圧倒されながらお芝居をさせていただきました」と、大沢のカリスマ的な魅力を語る。

 監督を務めた吉野耕平は「目が離せなくなるような魅力を見せられるように大沢さんと話し合って作り上げていきました」と海江田の役作りに対するエピソードを明かしている。

 物語の中で描かれる苦悩と葛藤の中で変化していく深町の姿を見た主演兼プロデューサーの大沢は「実は深町はある意味本作の主役なんです」と本作において重要なキャラクターであることを熱弁。

 そんな深町を演じる玉木について、「たつなみ」の乗組員・南波栄一を演じたユースケ・サンタマリアは「芝居の的確さと役者としての頼もしさがあります。海軍(海上自衛隊)の人間っぽさがにじみ出ていて、彼にすごく合ってると思います。
声も良いので号令のシーンがとても様になっていて、彼の声に聞き惚れてしまいます」と語り、同じく「たつなみ」の副長・速水貴子を演じた水川あさみも「速水が深町のことを信頼していくようなイメージでお芝居しています。安心感があるので、深町が玉木さんで良かったなって思いながら演じています」と役さながらに全幅の信頼を置いている。

 「たつなみ」と同じく「やまと」を追う存在である日本の政治家たち。日本を守るために「やまと」との交渉に臨む官房長官・海原渉を演じる江口洋介は「緊張感のある撮影がずっと続いていて、まさに潜水艦の中みたいでした」と、重大な政治的判断を迫られる日本の政治家たちの緊迫したシーンの撮影を振り返る。

 また、ニュースキャスター・市谷裕美を演じた上戸彩は「真実を追い求める役柄なので、目力や訴える心の強さを意識して演じました」と語っている。

 彼らが演じる政治家たちやマスコミの活躍も、本作で描かれるそれぞれの正義を胸にぶつかり合う人間ドラマに厚みをもたせており、主演の大沢も「政治家たちの悩みやそれに向き合っていく姿に勇気をもらいました。
そして彼らを演じる皆さんが日本人として、俳優として、いろんなエネルギーをぶつけている様を見て感動しました。見どころが本当にたくさんある作品だから、是非見てほしいです」と自信を見せている。

 Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~』は、Prime Videoにて2月9日に1~6話、同16日に7~8話を世界独占配信(全8話)。