10年前、2014年1月期の月9ドラマとして『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)が放送スタートした。主人公・小動爽太が、チョコが大好きな恋人に誠心誠意作ったバレンタインチョコを受け取ってもらえないどころか振られてしまう…、というほろ苦い経験がドラマの導入部分だった。

10周年とともにドラマ放送終了から10回目のバレンタインを迎えた今回は、月9ドラマ『失恋ショコラティエ』に出演し、のちに人気者となっていった豪華キャストの現在を振り返りたい。

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松本潤

 恋人に振られた後、単身フランスへ渡ってショコラティエとして修行を積み、今ではチョコレート専門店「ショコラ・ヴィ」オーナーとなったという設定の爽太を演じたのは、当時30歳の松本だった。すでに人気アイドルグループ・の一員として活躍しているほか、俳優としても道明寺司役を演じたドラマ『花より男子』(TBS系)などがヒット。本作以後も主人公を演じた『99.9-刑事専門弁護士-』(同系)シリーズなどに出演している。2023年には、NHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康役を演じ、大河初出演にして、初主演を果たした。嵐としては2020年末の『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)をもって活動休止状態にある。


石原さとみ

 爽太を振った恋人で、彼を翻ろうする高橋紗絵子を演じたのは、当時27歳の石原だった。すでに人気女優だった石原は、その後も『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)、『アンナチュラル』(TBS系)、『恋はDeepに』(日本テレビ系)など多数の主演ドラマを抱える。2016年には大ヒット映画『シン・ゴジラ』にアメリカ大統領特使役で出演し、「ZARAはどこ?」など印象的なセリフとともに存在感を残した。2020年末に一般男性と結婚し、2022年4月に4月、第1子を出産。出産後初出演で主演を飾る映画『ミッシング』が今年5月公開となる。

水川あさみ

 「ショコラ・ヴィ」のパティシエール兼ショコラティエールで、店のまとめ役を担う井上薫子を演じたのは、当時30歳の水川だった。
その後も数々の作品に出演を続け、2020年には主演した映画『滑走路』と『喜劇 愛妻物語』で数々の映画賞を受賞した。私生活では、ドラマ『僕たちがやりました』(カンテレ・フジテレビ系)で共演した俳優・窪田正孝と2019年に結婚している。現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』では、趣里演じるヒロインの母親役を好演している。

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水原希子

 爽太の友人・加藤エレナを演じたのは当時23歳の水原だった。すでにモデルとして活躍していた水原は、本作が連続ドラマ初出演。その後も映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』で主人公を惑わすファム・ファタールを好演したほか、2021年のNetflix配信ドラマ『彼女』ではダブル主演のさとうほなみと激しいラブシーンを演じて話題に。
2018年10月15日、28歳の誕生日となったこの日に所属事務所からの独立を発表。個人事務所「OFFICE KIKO」で活動している。

有村架純

 爽太の妹・まつりを演じたのは当時20歳の有村だった。前年の連続テレビ小説『あまちゃん』で知名度を高めた彼女だが、本作以後の活躍は説明不要か。2017年の連続テレビ小説『ひよっこ』で主演を飾ると、2018年には単独での連続ドラマ初主演を飾った『中学聖日記』(TBS系)が大ヒット。その後も活躍が途切れることなく、2020年には本人役で出演した主演ドラマ『有村架純の撮休』(WOWOW)が放送。
さらに2021年には菅田将暉とダブル主演を務めた映画『花束みたいな恋をした』が大ヒットした。昨年は元風俗嬢役を演じた主演映画『ちひろさん』がNetflixで配信スタートしている。