広瀬アリスが主演する4月8日スタートのドラマ『366日』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の追加キャストとして、北村一輝和久井映見、戸田菜穂、宮崎莉里沙の出演が発表された。北村と戸田が夫婦役で、眞栄田郷敦演じる水野遥斗の両親、和久井と宮崎が親子役を演じる。



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 本作は、HYの曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリーで、高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を思い続ける壮大な愛の物語。メガホンを取るのは平川雄一朗。清水友佳子が脚本を書き下ろす。

 音楽教室の事務受付をしている28歳の雪平明日香(広瀬)は、通っていた高校が廃校になるということで、高校時代の同級生らと同窓会に行くことに。通っていた校舎を訪れ、かつての同級生たちと久しぶりの話でにぎわう中、高校時代に好きだったクラスメートの水野遥斗(眞栄田郷敦)と再会。そこで2人は、高校時代を振り返る中で、実は当時両思いだったことや、タイミングが悪くすれ違い続けてきたことを知る。
「俺たち、これから始めてみない?」と遥斗は明日香に告白し、2人は晴れて12年越しに交際することに。この上ない幸せを手にした明日香と遥斗だったが、ある日、遥斗を予期せぬ悲劇が襲い、彼は意識不明の重体になってしまう―。目覚めない彼の近くにいる明日香は、知られざる遥斗の思いや、あの頃いつも一緒にいた同級生たちとのさまざまな日々を思い出していく。

 北村が演じるのは、遥斗の父・水野輝彦。お好み焼き屋「てるちゃん」を営んでいる一家の大黒柱。輝彦の店は、高校時代の明日香や遥斗たちにとって、心安らぐたまり場でもあり、いつも店のお好み焼きをサービスで振る舞っていた。
明るくおおらかな性格の持ち主。趣味は野球観戦と釣り。幼少期はおとなしく人見知りだった遥斗を野球の試合や渓流釣りによく連れて行っていた。

 北村の月9ドラマへの出演は、『ガリレオ第2シーズン』(2013年)以来、11年ぶりとなる。

 戸田が演じるのは、遥斗の母・水野智津子。普段は、夫の輝彦が営むお好み焼き屋「てるちゃん」を手伝っている明るく元気な働き者。
遥斗が子供の頃は、幼なじみの下田莉子(長濱ねる)と将来結婚してほしいと思っていた。明日香のことも気に入っており、高校時代の遥斗が明日香に思いを寄せていることにも気づいていた。

 戸田の月9ドラマへの出演は『コンフィデンスマンJP』(2018年)以来6年ぶり。北村と戸田は映画『沈黙のパレード』(2022年)以来の共演。また、今作で親子役となる眞栄田郷敦とは、どちらも初共演となる。

 和久井が演じるのは、遥斗が入院する城坂記念病院・脳神経外科医の池沢友里。
派閥には属さない無頼派ながら、腕は確かで患者から絶大な信頼を寄せられている。態度はサバサバしているが、誰よりも患者を思う熱いハートの持ち主。実生活では9歳の娘を育てるシングルマザーで忙しい日々に追われてはいるが、娘のサポートもあり、なんとか暮らしている。明日香の勤める音楽教室に娘を通わせたことをきっかけに、プライベートで明日香と会話をする機会が増えていく。

 和久井が月9ドラマに出演するのは、『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(2021年)以来、3年ぶり。同作で医者役を演じた和久井だが、今作でも医者役となった。
さらに、同作で広瀬アリスと共演しており、広瀬は和久井のことを敬意を込めて「映見ちゃん」と呼んで慕う仲。3年ぶりの共演となる。

 宮崎が演じるのは、池沢友里の娘・池沢菫。母・友里と一緒に明日香の勤める音楽教室に体験レッスンで訪れる。人見知りで緊張気味の菫だったが、明日香に優しく励まされると、緊張がほどけ、やがて明日香を慕うように。母親の友里が仕事から帰宅する前に家事を行うなど、シングルマザーの友里を支えるしっかり者の一面も。


 昨年7月期の水10ドラマ『ばらかもん』(フジテレビ系)で主演の杉野遥亮のバディとなる琴石なる役を演じ話題を呼んだ宮崎。月9ドラマへの出演は、『PICU 小児集中治療室』(2022年)以来。今作では、かつて親子役で共演した広瀬アリスと3年ぶりの共演を果たす。

 北村は「家族との関係性を平川さんの演出の下、ひとつひとつ台詞(せりふ)を大事に演じたいと思います」、戸田は「清らかで、爽やかな風を感じる若者たちの物語を、ご自分に重ね合わせてご覧いただきたいです」とコメント。

 和久井は「命と、そこに関わるたくさんの人、自分の人生も含め、さまざまに思いをはせながら生きている人だと思うので、ひとつひとつ、たいせつに演じなければな…と思います」、宮崎は「すみれちゃんは少し恥ずかしがり屋でしっかりしている子だなと思いました。わたしもしっかりしようと思いました!笑」と話している。

 ドラマ『366日』は、フジテレビ系にて4月8日より毎週月曜21時放送(初回15分拡大)。

 新キャスト、プロデュース・狩野雄太のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■北村一輝

「今回は眞栄田郷敦くん演じる遥斗の父親で“お好み焼き屋「てるちゃん」”を家族で経営する優しい父親役です。家族との関係性を平川さんの演出の下、ひとつひとつ台詞(せりふ)を大事に演じたいと思います」

■和久井映見

――今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

「登場人物それぞれの思いをのせて、どんなふうに物語が進んでいくのだろう…と、楽しみでもあり、そこに関わらせていただくこと、今は少し緊張しています」

――主演の広瀬さんとの久々の共演について

「撮影の現場できちんとご一緒させていただくのは『ラジエーションハウスII』以来です。楽しみにしております。と同時に、頑張らなくちゃな…と、これまた少し緊張しております」

――台本を読んで、ご自身の役の印象や、演じるうえで心がけようとしていることはありますか?

「命と、そこに関わるたくさんの人、自分の人生も含め、さまざまに思いをはせながら生きている人だと思うので、ひとつひとつ、たいせつに演じなければな…と思います」

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

「学生時代、思い出、ふわりとした記憶、恋心、時間の経過、人生の長さ、今を生きること、それぞれの思い。どこか、自分にもこんなことあったな…とか、自分はこうだったな…とか、あの時こうしていたら…とか、ふと思いを巡らす瞬間がある作品かもしれません。どうぞ、ご覧ください」

■戸田菜穂

「台本を読んで、初めてご一緒するキャストの皆さんとの撮影に今からワクワクしています! 家族を想(おも)う気持ち、人を想う気持ちは祈りとなり、とても大きな力を宿すと思っています。切ないラブストーリーと共に、何を大切にして、どんな生き方をするか、今を悩める方たちにも観ていただきたいです。青春時代に燃やした心の火は、何歳になっても輝き続けるものではないでしょうか。私は眞栄田郷敦さんの母親の役です。私事ですが、眞栄田さんのお父様、千葉真一さんは、私のデビューのオーディションの審査員をなさっており、“いつか共演しましょうね”と、緊張に震える私に声を掛けて下さいました。30年以上前のことです。その夢は叶いませんでしたが、今こうして息子さんと共演することで、青春の頃の想いが叶ったような神聖な気持ちでおります。清らかで、爽やかな風を感じる若者たちの物語を、ご自分に重ね合わせてご覧いただきたいです。どうぞよろしくお願い致します」

■宮崎莉里沙

――今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

「すっごくうれしかったです!」

――主演の広瀬さんとの久々の共演について

「また一緒のドラマに出ることができて、とてもうれしいです! 前回共演した時は、まだ小さかったので演技が上手くなったねって思ってもらえるように頑張ります!」

――台本を読んで、ご自身の役の印象や、演じるうえで心がけようとしていることはありますか?

「すみれちゃんは少し恥ずかしがり屋でしっかりしている子だなと思いました。わたしもしっかりしようと思いました!笑」

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

「たくさんの人に見てもらいたいです。是非、みてください!!」

■プロデュース・狩野雄太(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

「どうしても北村さんに輝彦をお願いしたいと強く思い、ご出演をお願いいたしました。ご快諾頂けてこの上なく光栄です。先日、衣装合わせをした際も“もう輝彦が目の前にいる!”」と思うキャラクターをすぐに作り上げて下さって、1人感激しておりました。お好み焼きより熱い、名物お父さんになると思いますので是非ご注目頂けましたら幸いです。一方、そんな輝彦を支える妻・智津子ですが、芯がありながらも、家族思いであり、どこか全てを包み込むような優しさがある母親像を戸田さんで見てみたいと思いご出演をお願いさせて頂きました。戸田さんとは『炎の経営者』以来にご一緒出来てとてもうれしく思っております。和久井さんは『デート~恋とはどんなものかしら~』でご一緒させて頂いた以来で、またご一緒できて大変ありがたいと思っております。最初は音楽教室で明日香と出会う友里ですが、その後の物語上、さまざまなことで明日香の事をある意味助けてくれる人物でもあると思っています。さらに友里は知られざる過去を持つ人物でもあります。宮崎さんは『知ってるワイフ』でご一緒して、その後の『ばらかもん』などのご活躍を見て、すごいなと感じておりました。久しぶりの広瀬さんとの共演も感慨深く、楽しみにしております」