2001年度上半期に放送された連続テレビ小説『ちゅらさん』の再放送が、1日よりスタートしている。同作は、八重山諸島小浜島で育ったヒロイン・古波蔵恵里が、沖縄の“おばぁ”や温かい家族、東京で一緒に暮らす「一風館」の住人たちに見守られながら成長していく姿を描いていた21世紀最初の“朝ドラ”で、大ヒット。
【写真】2001年放送の朝ドラ『ちゅらさん』 若手キャストの今
■ 国仲涼子
主人公の“えりぃ”こと古波蔵恵里を演じたのは国仲涼子だった。当時21歳。2000人を超えるオーディションからヒロインに抜てきされた国仲は、本作で一躍ブレーク。妻夫木聡主演の人気ドラマ『ブラックジャックによろしく』(TBS系)を始めとする多くのドラマに出演している。2012年放送のドラマ『ハングリー!』(フジテレビ系)で共演した俳優の向井理と2014年12月に結婚。2015年に第1子、2018年に第2子を出産している。
■ 山田孝之
恵里の弟、恵達を演じたのは山田孝之だった。当時17歳。その後、ドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系)、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『H2~君といた日々』(ともにTBS系)、『闇金ウシジマくん』(毎日放送)、『勇者ヨシヒコ』(テレビ東京系)シリーズなど数々のドラマの主演を飾り、昨年は竹野内豊とダブル主演のサスペンススリラー映画『唄う六人の女』が公開された。2012年元日に一般女性と結婚。
■ 菅野美穂
恵里が上京してから知り合うメルヘン小説家・城ノ内真理亜を演じたのは、菅野美穂だった。当時23歳。1996年にドラマ『イグアナの娘』(テレビ朝日系)に主演し、この当時すでにトップ女優の仲間入りを果たしていた菅野は、その後もドラマ『大奥』(フジテレビ系)、『働きマン』(日本テレビ系)など数多くのヒット作に出演。2013年には、映画での共演をきっかけに交際していた堺雅人と結婚し、ビッグカップル誕生に世間が驚いた。2015年に第1子となる男児を、2018年に第2子となる女児を出産している。今年は6月公開予定の出演映画『ディア・ファミリー』の公開が控えている。
突如休業を宣言した若手人気俳優の現在
■ ベッキー
今では演技のイメージがないベッキーだが、山田演じる恵達が思いを寄せる同級生・金城ゆかり役で出演していた。当時17歳。10代の頃はテレビ東京の子ども向け早朝番組『おはスタ』のマスコットガール・おはガールとして活躍。さらに『ちゅらさん』と同年4月にはコント番組『笑う犬の冒険‐SILLY GO LUCKY!‐』(フジテレビ系)に加入し、一気に知名度を高めた。
■ 小橋賢児
恵里の初恋相手の上村文也を演じたのは、小橋賢児さんだった。子どもの頃から子役として活動し、映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』やドラマ『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』(TBS系)に出演していた小橋さん。当時は『ちゅらさん』のほかにも『Days』、『海猿』(ともにフジテレビ系)などに出演し、若手人気俳優の1人だった。ところが27歳の時に俳優活動を突如休業。世界を旅する中で思い立ち、映画やイベント製作をスタートさせる。長編映画『DON'T STOP!』を監督したほか、イベントプロデューサーとして野外音楽イベント「ULTRA」の日本版「ULTRA JAPAN」のクリエーティブディレクターを務めるなど、職業という枠に捕われないマルチな活躍をみせている。
■ 小西真奈美
内科医となった文也の同僚で、恵里の恋敵となるクールな女医・西宮遙を演じたのは小西真奈美だった。当時22歳。その後もドラマ『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』、『人にやさしく』、『天体観測』(全てフジテレビ系)、『オレンジデイズ』(TBS系)に出演し、若手人気女優の一角に。『ちゅらさん』と同年4月からは『ココリコミラクルタイプ』(フジテレビ系)でコントにも挑戦していた。2008年公開の出演映画『Sweet Rain 死神の精度』の主題歌「Sunny Day」で歌手デビューも飾っており、2020年11月には、自ら作詞作曲を手掛けたオリジナル4曲を含むアルバム『Cure』をリリースした。