4月21日に92歳で亡くなったピアニストのフジコ・ヘミングさんをしのんで、NHKBSとEテレで過去の2番組を放送することが発表された。

【写真】フジコ・ヘミングさんが広く世に知られるきっかけとなった1999年放送のETV特集も再び放送

◆『フジコ・ヘミング ショパンの面影を探して~スペイン・マヨルカ島への旅~』
・NHK BS/5月4日11時~12時29分
(初回放送2022年12月28日)

90歳を過ぎても多くの聴衆を魅了し続けた魂のピアニスト、フジコ・ヘミングさん。

彼女が愛してやまない作曲家がショパンだった。スペイン・マヨルカ島で一冬を過ごし、死を宣告されながらこの地で名曲を書き上げたショパン。フジコさんもまた、ピアニストにとって命ともいえる聴力を失うなど過酷な人生を歩んできた。2022年、念願だったマヨルカを旅し、ショパンの面影を探すフジコさんの旅に密着した。

◆おとなのEテレタイムマシン
 ETV特集『フジコ~あるピアニストの軌跡~』
・Eテレ/5月4日22時~22時45分、5月6日13時10分~13時55分
(初回放送1999年2月11日)

ロシア系スウェーデン人の父と日本人の母との間に生まれ、9歳の時にNHKラジオに最年少で出演、天才少女として頭角を現したフジコ・ヘミングさん。リストとショパンを弾くために生まれたと言われ世界各地で演奏活動を続けた。
番組は、東京で暮らす、まだ無名だったフジコさんの日常に密着。苦難に直面しながらも、ピアニストとしての自分にこだわり続ける姿をドキュメントし、大きな反響を呼んだ。