山田涼介が主演を務めるドラマ『ビリオン×スクール(仮)』が、フジテレビ系にて7月より毎週金曜21時に放送スタートすることが決定した。山田は10年ぶりの学園ドラマで初の教師役を演じる。



【写真】山田涼介、本日31歳に! 「最高の誕生日になりました! 若い世代に大きな背中を見せられるように頑張りたい」

 本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描くオリジナルストーリーの学園コメディー。

 私立絵都学園で「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組に新しい担任がやってくる。通称“ゼロ組”と呼ばれ、バカにされてきた底辺クラスに赴任してきたのは、容姿端麗だが、どこかクセのある教師・加賀美零(かがみ・れい/山田)。学校の常識が全く通用しない、資産も行動力も“ケタ外れ”なこの教師。その正体はなんと、日本を代表する財閥系グループを継いだCEOで、まさかの“億万長者=ビリオネア”だった。

 主演の山田が演じるのは、日本最大の財閥グループ企業「加賀美グループ」のCEOで、億万長者の加賀美零。
その天才的な頭脳で革命的な開発をしてきた発明家でもあり、現在は高精度なAI開発の研究をしている。幼い頃は好奇心旺盛で人にも優しい子どもだったが、成長するにつれて好奇心はそのままに、自己中心的な性格が目立つように。絵都学園には、“ある目的”のため、正体を隠して赴任してくる。

 感覚も庶民とは大きくズレていて、教師として絵都学園に赴任するにあたり、秘書から「加賀美零であることはバレないように」ときつく言われているにも関わらず、度々“CEO感”や“富豪感”が出てしまい秘書に突っ込まれることもしばしば。経営者としては優秀でも庶民にとっての普通が理解できない加賀美は、教師としては全然ダメで、生徒や同僚の教師たちとは軋轢(あつれき)を生む始末。果たして“ゼロ組”の高校生たちが抱える悩みに、異次元の存在である加賀美はどう挑むのか? 生徒たちは、彼から何を学ぶのか? そして、加賀美の赴任してきた理由とは一体何なのか―。


 山田がフジテレビドラマに出演するのは、『親愛なる僕へ殺意をこめて』以来約1年9ヵ月ぶりで、“金9”ドラマへは初出演にして初主演となる。数々の作品で主要生徒役を演じてきたが、学園ドラマへの出演は『地獄先生ぬ~べ~』(2014年/日本テレビ)以来、約10年ぶり。学園ドラマ10作目となる本作で、自身初となる教師役に挑む。

 演出を手掛けるのは、同じ“金9”ドラマで話題となったムロツヨシ主演の『うちの弁護士は手がかかる』や『おっさんずラブ』シリーズを手掛けたヒットメーカーの瑠東東一郎。

 なお、本作の情報解禁日となった5月9日は、山田の31歳の誕生日。ビジュアル撮影時にサプライズでスタッフから誕生日を祝われた山田は、突然のことに驚きつつもすぐさま笑顔を見せ、「ありがとうございます!」と照れくさそうに返した。


 そして、「最高の誕生日になりました! こうやって自分の誕生日に皆さんにうれしい報告ができることを大変喜ばしく思います。31歳になって初めての作品がこのドラマになります。初の教師役ということで分からないことだらけになりますが、若い世代の子たちに大きな背中を見せられるように頑張りたいと思います」と本作に懸ける熱い思いを語った。

 完璧な容姿、完璧な頭脳、完璧な経営手腕を持つ加賀美。そんな完璧な加賀美は現代の子どもたちが抱える問題をギュッっと凝縮したようなクラスにどう立ち向かうのか。そして、生徒たちは加賀美から何を学ぶのか。
ここから、加賀美と“ゼロ組”=「常勝一族の頂上教師×負け組底辺クラス」の未知の交流が始まる。

 ドラマ『ビリオン×スクール(仮)』は、フジテレビ系にて7月より毎週金曜21時放送。

 山田涼介のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■山田涼介

――本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください。

 ドラマへの出演が約1年ぶりになるので、率直にお芝居ができることが非常にうれしいなと思いました。

――『ビリオン×スクール(仮)』という作品の印象はいかがですか?

 一言で表現すると非常に面白いなと思いました。
エンターテインメントとしてすばらしい作品になるのではないかと思っています。僕が初の教師役なので、ちゃんと生徒の皆さんに背中を見せられるのかな、何か教えられるのかなと思っています。役を通じてもそうですが、役者の先輩としても教えられることがあれば頼っていただきたいなという思いでいます。

――ご自身が演じられる役の印象は?

 変なやつです(笑)。見た目は普通に見えるのですが、加賀美はものすごいお金を持っていますし、一般常識が通じない(笑)。普通の環境の中で育ってきていないので、加賀美にとっての普通が(世間から見たら)異次元なのに当たり前だろと思っている役なので、“何だこいつ!”って思って見てもらえたらなと思います。


――長いキャリアの中で初の教師役となりますが、役作りで考えていることがあれば教えてください。

 僕も気が付いたら31歳で大人の年齢になったのですが、いまいち自分の中で“大人になったな”と感じることがあんまりなくて(笑)。ですので、見ている方にちゃんと教師として見てもらえるのかな、伝わるのかなという不安は残ります。僕の演じる役がいわゆる一般常識とはかけ離れた役ではあるので、そのあたりをうまく演じられるように頑張りたいなと思っています。

――山田さんの31歳の誕生日に本作の情報解禁となりました。本作に懸ける思いをお聞かせください。

 最高の誕生日になりました! こうやって自分の誕生日に皆さんにうれしい報告ができることを大変喜ばしく思います。31歳になって初めての作品がこのドラマになります。初の教師役ということで分からないことだらけになりますが、若い世代の子たちに大きな背中を見せられるように頑張りたいと思います。このドラマは笑える要素がたくさんあるので、気軽に見ていただきたいです。僕が演じる加賀美の生徒に対する言葉一つ一つに、人間の根本に込められた温かみや優しさが垣間見られる瞬間もあるドラマなので、このドラマを見て笑ってほしいな、楽しんでほしいなという思いはもちろんありつつ、何か皆さんの心に刺さるものがあればいいなと思っています。

――最後に放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします。

 僕はもちろん、スタッフの皆さんと、僕に初めてできる生徒のみんなと一緒に力を合わせて頑張っていきたいなと思っておりますので、ぜひ放送を楽しみに待っていていただけたらなと思います!

■プロデュース:江花松樹(フジテレビドラマ・映画制作部)

 “会社は学校じゃねえんだよ”。そんなドラマがありましたが、現実は違います。ルール。伝統。礼儀。会社に入ってもめちゃくちゃ学校みたいなことが続きます。僕らは大人になっても、学校の延長で生きていく生き物です。だから、学園ドラマは面白い。“本当はスゴイやつが正体を隠して日常にまぎれている”“そいつは凝り固まった組織のルールをかき乱す”“そんな彼にはさらなる秘密があって”…。

 こんな教師像を体現するのは山田涼介さん。老若男女の心をガッチリつかむ、“生粋のスター”が、新しい学園ドラマの扉を開きます。コンセプトは“学校にイーロンマスク”。でも、AIよりも最後はやっぱりヒューマンでしょ。週の終わり、“来週も学校行くか”と思えるようなドラマを目指します。

 最後に、この作品の放送にあたり、僕たちを信じ、力を貸していただいたすべての人に感謝します。一人でも多くの人にこの熱意が届くよう、僕の血と肉と魂。全てをこのドラマに捧げます。よろしくお願い致します!!!

■演出:瑠東東一郎

 古くは『坊ちゃん』から始まり、脈々と受け継がれる、“学園モノ”。“変わらない事”“変わるべき事”。時代の変遷を経て、今、何を作るべきか。熟考に塾考を重ねた結果、こんな時こそシンプルに。明日の活力になる“何か”を提供できるような。弱ってる人たちの希望になるような。そんなエンタメ作品でありたいな、と。めちゃめちゃ真面目な入りですが、学園モノではあるものの、イーロンマスクみたいな天才開発者が先生になるという、わりとエンジン全開な作品です。『坊ちゃん』×『アイアンマン』的なぶっ飛ばし方もしています。そんなクセ強先生を演じるのは、あの山田涼介さん。スーパーマンじゃないですか! ワクワクしかないじゃないですか! 是非是非ご期待ください!!