小池栄子と仲野太賀がダブル主演し、宮藤官九郎が脚本を手掛けるドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)の最終話(9月11日22時放送)に、松尾スズキの出演が決定した。歌舞伎町の“風俗王”役を演じる。
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本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ「聖まごころ病院」を舞台に繰り広げられる救急医療エンターテインメント。ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民など、さまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図を、ときに“官九郎節”ともいえるユーモアを織り交ぜながら、悩みや問題を抱えながらも人生を強く生きる人たち・仲間・家族を通して、「命」の尊さを投げかける。
未知の新種ウイルス・ルミナの脅威にさらされ、緊急事態宣言が発令し、医療現場の最前線でウイルスに立ち向かう聖まごころ病院の医師たち。そんな窮地の中、聖まごころ病院にただならぬオーラをまとい、白いスーツ姿にフェースシールドの紳士が突如現れる。松尾が演じるのは、NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表・南舞(橋本愛)の父親・南錠一郎(みなみ・じょういちろう)。歌舞伎町エリアで幅を利かせており、“風俗王”として名をはせている南が、思わぬ形で聖まごころ病院の窮地を救うことに。
本作の脚本を務める宮藤官九郎、阿部サダヲらが属する大人計画を旗揚げし多数の作品で作・演出・出演を務め、演出家、脚本家、映画監督、コラムニスト、俳優とマルチに活躍する松尾は、出演について「なにしろ宮藤のシナリオで依頼が来て、出ないという選択肢はないのです。喜んで参加しました」とコメント。
「とはいえ最終回であり“ただならぬ雰囲気”とト書きされた役。そして相手は、演劇の道に入って以来、数十年尊敬してきた柄本明さん! 若干ドキドキはしました。でも、挑戦する機会があるというのはうれしいものです。小池さんにも久しぶりに会えて楽しかった。
俗称“歌舞伎町ウイルス”が拡散され、人影まばらな歌舞伎町。聖まごころ病院に電撃復帰した救世主・ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池)を筆頭に、“歌舞伎町の赤ひげ先生”こと高峰啓介(柄本明)率いる聖まごころ病院のユニークな医師たちが日本の未来をかけた過酷な医療現場に立ち向かう。最終話では、止まらない急患、不足する病床、感染拡大…“新宿野戦病院”と化した歌舞伎町で激動の物語が繰り広げられる。
ドラマ『新宿野戦病院』最終回は、フジテレビ系にて9月11日22時放送。