世界中で大ヒットを記録している実写映画『リロ&スティッチ』で主人公リロを演じたマイア・ケアロハが緊急来日! 8歳で初めての日本にやってきたマイアは今回クランクイン!のインタビューに応じ、映画撮影やプロモーションの思い出を、キラキラと輝く笑顔で振り返ってくれた。加えて、「一人ぼっちだと感じたら?」という人生相談をしてみたところ、思わず目頭が熱くなるような答えも返ってきて…。
【写真】太陽のような笑顔がカワイイ! 緊急来日したリロ役のマイア・ケアロハ
■「勉強は好き」俳優&学業は両立中!
8歳という若さで『リロ&スティッチ』のプロモーションのため世界各地を飛び回っていたマイア。米カリフォルニアにあるディズニーランド・リゾートでは、ミッキーマウスに会い、フラダンスを教えたこともあった。幼い頃からフラダンスやサーフィンなどネイティブ・ハワイアン文化を愛するマイアだが、ミッキーマウスにフラダンスを教えるのは大変だったそう。「だって『ミッキーマウス クラブハウス』の歌しか歌えないんだもん」と同楽曲を口ずさみ、笑いながら話した。
忙しい日々を送る中でも「勉強は好き」と俳優業と学業の両立は大変ではないと自信ありげ。家庭を拠点とした「ホームスクール」で主に勉強する一方で、学校に通える学習コースも受けており、「2歳の弟と遊ぶ時間が増えるから、早く課題を終わらせたいの。あと読書も好きで、その時間も取りたいんです」と勉強熱心な一面も見せた。
地元のハワイに戻った際には家族や友だちを招待した『リロ&スティッチ』の試写会も行われたそう。友だちから直接言葉で感想を聞くことはかなわなかったものの、参加した人のリアクションを見ることはできたそうで、「涙を流している人もいたし、『最高だった』っていう表情をしている人もいた」と思い出を振り返った。
そんな本作で多くの人が涙を流してしまうシーンの1つが、リロがスティッチにフラダンスを教える場面。マイアの柔らかなフラからはスティッチへの温かい思いが伝わってくる。
「2歳から鋭い振り付けが特徴のタヒチダンスを習って、5歳でフラダンスを始めたの。
また踊る際のコツを聞いてみると、マイアは実際にフラダンスを披露してくれた。「ブーツだと踊りにくいけど」と前置きしつつも、手や腰のしなやかさはプロそのもの。「手で流れを表現しながら、1歩ずつ腰を動かして…」と基本の動きを見せてくれたほか、踊り終わりの「ラヴァ」のポーズや、愛を表現する「アロハ」のポーズ、「劇中でリロもやってたの」と「また会う日まで」を意味するハンドモーションを実演した。フラの技術のみならず、8歳で上手な教え方を習得していることにも驚かされる。
その器用さは芝居にも現れており、クライマックスの涙を流すシーンは「自然と泣けました!」と問題なく撮影ができたことを明かす。
■マイアに聞いてみた「一人ぼっちだと感じた時どうする?」
「あの時は、どんなシーンなのか聞かされないまま撮影したの。リロはスティッチのことが本当に大好きだから自然と涙が流れたんだと思う。あと死んじゃった犬のことも考えた」と撮影を回顧。加えて「実はあのシーン、鼻水が出ちゃってるんだよ(笑)」と恥ずかしそうにマイアは笑った。
『リロ&スティッチ』は孤独なリロと破壊ばかりを続けてきたスティッチの物語。
そんなマイアが出演した実写映画『リロ&スティッチ』は続編制作がすでに発表済み。
「多分次もジャンバのテレポーテーション銃が出てくると思うの。だからそれを使って、スティッチと2人で日本に遊びに来ようと思う。おいしいものをたくさん食べたい。ナニは生活費の工面とか色々やることがあるから一旦、置いてくるね。それでスティッチと2人で日本についてたくさん学んだら、今度はナニを連れて戻って来る。日本のステキな場所やおいしいものをわたしたちが教えてあげたいな」。
(取材・文・写真:阿部桜子)
映画『リロ&スティッチ』は公開中。