アニメーション映画「ヒックとドラゴン」シリーズの実写版映画『ヒックとドラゴン』より、主人公ヒックの父ストイック役のジェラルド・バトラーが、役柄や同シリーズへの熱い想いを語る特別映像が解禁された。
【動画】映画『ヒックとドラゴン』特別映像【ストイックを“生きる“ジェラルド・バトラー】
本作は、ドリームワークス・アニメーションが手掛けたアニメーション映画『ヒックとドラゴン』(2010)を実写化。
今回解禁されたのは、ヒックの父であり誇り高きバイキングの長であるストイック役で、アニメーションシリーズでも同役の声優を務めたジェラルド・バトラーが、役柄や作品への熱い想いを語る特別映像。
主演作『300<スリーハンドレッド>』で、勝ち抜くために鍛え上げられた逞しい肉体と鬼気迫る闘志で観る者を熱狂させ、“闘う男”の地位を確立させたジェラルド・バトラー。映像はそんな彼が「この作品が嫌いな人に出会ったことがない」と語る、「ヒックとドラゴン」シリーズへの想いの強さを感じさせる熱い言葉から始まる。
アニメ版では、アクションスターの力強さと愛情深さを持って、最強のバイキングとして仲間たちと暮らすバーク島を治めるストイックに息を吹き込んだバトラー。「ストイックとして生きる機会を得た」という言葉と共に、アニメで描かれた立派なあご髭と強靭な肉体はそのままに、幾多の試練をその腕っぷしで乗り越えてきたことを漂わせるバイキング姿で撮影に挑む姿が映し出されていく。
彼の逞しい体を包む“ドラゴンと戦うための衣装”については、「とてつもなく大きかった。その重さは40キロある」と明かす。屈強ぞろいのバイキング仲間の中で、圧倒的な威厳と存在感を放つ実写版のストイック姿に、バトラーも「気分はまさに勇敢なバイキングさ」と胸を張る。
そして「ヒックとドラゴン」シリーズが人々から愛され続ける理由の一つである、“父と息子が織りなすドラマ”にも言及。勇敢こそが一人前の証であるバイキング一族とは対極的な、ひ弱で失敗ばかりの息子ヒック(メイソン・テムズ)との関係に悩む父としての想いも「感情移入して演じられた」と語り、最後は「新しいやり方でこの物語を作り上げた。
バトラーが俳優としてのキャリアを築き上げる中、同じ時間をともにしてきたという「ヒックとドラゴン」シリーズ。バトラーは「このシリーズを愛しているよ。深く関わってきたからね」とほほえみ、「この作品がまだ種だった頃からこんなに愛されるシリーズに成長するまで、役者人生を通してずっと関わってきた。この作品の持つ感情の複雑さ、美しさ、感動、心の痛み、そしてスリルは、世代を超えて人々を魅了してきた。私はまるで家族の一員のように、このシリーズと共に歩んできた気がする。そして私は自分が物語の番人だという意識でずっと演じてきた」と熱弁。
続けて「だから(監督の)ディーンに『実写版を作るんだけど、君も参加してくれる?』と、聞かれた時は感慨深かった。再びここに戻ってくるということは、とても光栄であると同時に責任も重大だった。原作の真髄を新たな形でしっかり伝えないといけないからね」と、並々ならぬ覚悟で実写化への参加を決めたことを明かしている。
そんなバトラーの想いをより強固にさせているのは、アニメ版1作目からともにシリーズを作ってきたディーン・デュボア監督の存在が大きい。「ディーンのような監督や脚本家は他にいない。
一方のデュボア監督も「バトラーはまさにストイックそのものだよ。アニメーション版ではこのキャラクターをバトラーと二人三脚で作り上げた。その彼がこの作品に戻って来る意思があると知れたことは、私にとって大きな自信に繋がった。彼が外見も内面もストイックになりきる姿は圧巻だったよ」と、実写版でのバトラーにも太鼓判を押している。
映画『ヒックとドラゴン』は、9月5日より全国公開。