児童文学の名作を“激変”実写化した映画『子鹿のゾンビ』より、バンビのウサギの相棒“とんすけ”が凶暴化した「トンスケ2.0」の場面写真が初解禁された。

【写真】狂獣化したウサギの“とんすけ”の画像

 本作は、1923年に発表されたオーストリアの作家フェーリクス・ザルテンの児童文学の名作『バンビ 森の暮らし』の純粋無垢な“バンビ”の姿を、完全崩壊させて実写化したホラー映画。



 森で幸せに暮らしていた子鹿の「バンビ」だったが、ある日、猟師に母鹿を撃ち殺されてしまう。やがて大人になったバンビは、今度は人間による森林開発によって妻のメス鹿をトラックで轢き殺され、幼い子鹿までもが行方不明になる。さらなる悲劇は続き、バンビ自身も川に捨てられた化学薬品を知らずに飲んでしまい、やがて誰もが恐れるモンスター・ゾンビへと変貌。すべてを奪った人間への復讐のため、そして消息を絶った子鹿との再会を願い、人間狩りを始める。

 日本公開まであと2週間となり、アニメ版にも登場するバンビの友達で、好奇心いっぱいのウサギ“とんすけ”が狂獣化した「トンスケ2.0(ニー・テン・ゼロ)」の場面写真が初解禁された。明るく活発で、多くのことを教えてくれる“とんすけ”は、バンビにとって大切な友達であり相棒。だが、本作に登場する“とんすけ”は、バンビ同様、そのイメージを完全に崩壊させた姿で現れる。鋭い牙を剥き、群れを成して人間たちに襲い掛かる狂気のウサギたち。子鹿のゾンビとともに、どんな変貌を見せるのか!?

 また、本作を一足先に鑑賞した著名人たちからコメントが到着した。人喰いツイッタラーの人間食べ食べカエルは、「画面越しにヒシヒシと伝わる怒りと慟哭、そして親子の愛。本作に出てくるのはただ人間を襲うだけの書き割りの存在ではない」と、従来のモンスター映画には登場しない血の通った子鹿のゾンビに注目。またタレントの松尾貴史は、「人間の持つ暴力性や、自然との断絶に対する痛烈な批評。
ラストシーンは涙無しでは観られない」と、感涙のラストシーンを大絶賛。子鹿と再会するため、人間に復讐を開始する子鹿のゾンビは果たしてどんな最後を迎えるのか?

 映画『子鹿のゾンビ』は、8月29日より全国公開。

※松尾貴史、人間食べ食べカエルのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■松尾貴史(俳優)

 バンビというキャラクターをホラー化することで、単なるパロディではなく人間の持つ暴力性や、自然との断絶に対する痛烈な批評ともなっている。ラストシーンは涙なしでは観られない。

■人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

 子鹿の悲哀が響き渡る。画面越しにヒシヒシと伝わる怒りと慟哭、そして親子の愛。本作に出てくるのはただ人間を襲うだけの書き割りの存在ではない、血肉が宿ったモンスター。バンビに感情を揺さぶられ、鑑賞後は感動すら覚えた。

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