原田琥之佑が主演する横浜聡子監督最新作の映画『海辺へ行く道』より、主人公・奏介たちと関わる大人キャストを演じる河井青葉、吉岡睦雄、鈴木卓爾、黒田大輔、宇野祥平を捉えた新たな場面写真が解禁された。

【写真】『海辺へ行く道』黒田大輔、宇野祥平らの場面写真

 本作は、知る人ぞ知る孤高の漫画家・三好銀の晩年の傑作「海辺へ行く道」シリーズを映画化。

主演を務めるのは、約800人のオーディションを経て主演を射止めた15歳(当時13歳)の俳優・原田琥之佑。麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀ら個性豊かな大人たちに加え、蒼井旬、中須翔真、山崎七海、新津ちせなど、実力派の若手俳優たちが集結。さらに、ラップトリオ・Dos Monosのフロントマン・荘子itが、初の映画音楽を担当した。

 アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介(原田)とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。ものづくりに夢中で自由奔放な子供たちと、秘密とうそばかりの大人たち。果てなき想像力が乱反射する海辺での、ちょっとおかしな人生讃歌。

 第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門Kplusにて正式上映され、特別表彰を獲得した。また、瀬戸内国際芸術祭2025への参加も決定、8月に3回、同芸術祭で上映される。映画ながら、現代アート作品のひとつとして芸術祭に参加するまれな作品となった。
なお、同芸術祭での映画の参加は本作が初となる。

 新場面写真は、奏介の後輩・立花の母親役を演じる河井青葉がほほ笑む姿、街のお祭りの縁日で金魚すくい屋の人を演じる吉岡睦雄、笑ってはいけない不思議な「静か踊り」の厳正なる審査員を演じる鈴木卓爾、テルオが起こすある事件に関わる弁護士役の黒田大輔、そして、奏介のクラスの担任で新聞部の顧問・大岩役の宇野祥平の姿が収められている。これまで明かされていた街の少しおかしな大人たちがさらに増えた。

 なお、横浜監督の作品では、鈴木は『真夜中からとびうつれ』、吉岡は『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』以来。横浜監督作品の常連・宇野は『おばあちゃん女の子』『真夜中からとびうつれ』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』に続き、6作目の出演となる。また、今年、結婚を発表した黒田は、妻・菅原小春と共に本作に出演する。

 映画『海辺へ行く道』は、8月29日より全国公開。

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