世界三大映画祭のひとつ、第82回ヴェネチア国際映画祭が現地時間8月27日イタリアで開幕した。会場となるリド島には、美しく着飾ったセレブたちが水上タクシーで続々到着。

レッドカーペットの様子をお届けしよう。

【写真】ヴェネチア国際映画祭に登場したセレブたち 美しい装いをチェック!

★エマ・ストーン

 ヨルゴス・ランティモス監督作『Bugonia(原題)』をひっさげ、ヴェネチア入りしたエマ・ストーンは、同作のプレミアにルイ・ヴィトンによるカスタムドレスを纏(まと)って来場。スパゲッティストラップにクリスタルを散りばめたドレスは、バルーンスカートとスリムなマキシ丈スカートを重ねたデザインで、シンプルながら輝きを放つ。同作で剃り上げた髪の毛は順調に伸びているようで、ゴールデン・グローブ賞で見せたピクシーカットよりも長めのショートヘアを披露した。

 さらに『Bugonia』のフォトコールでは一転、黒いホルターネックのミニドレスにレースのオーバースカートを重ねたルイ・ヴィトンのルックを披露。ティファニーのジュエリーはあえて控えめにし、シンプル&ヘルシーな装いを見せた。

ジョージ・クルーニー&アマル・クルーニー

 ノア・バームバック監督の新作映画『Jay Kelly(原題)』のプレミアに来場したクルーニー夫妻。アマルが纏ったのは、90年代のムードを漂わせるジャン=ルイ・シェレルのヴィンテージアイテム。ギャザーがたっぷり寄せられたタフタ素材のミニドレスには、クルミボタンがあしらわれ、ボリュームあるトレーンがゴージャスさを醸し出す。足元のメタリックなヒールはアクアズーラ、ゴールドのクラッチはジミー チュウのもの。

★ローラ・ダーン

 同じく『Jay Kelly』のプレミアに来場したローラ・ダーンは、アルマーニ プリヴェによる都会的な印象のドレスをチョイス。胸元から足元にかけて黒からグリーンのグラデーションを描く艶やかなドレスに、黒いメッシュ地を重ねたデザイン。
ブロンドのヘアをダウンスタイルにしてナチュラル感をプラスし、シルバーのジュエリーで輝きを添えた。

★ナオミ・ワッツ

 『Jay Kelly』に出演する夫ビリー・クラダップをサポートするために、会場を訪れたナオミ・ワッツ。ベージュ地にボタニカルモチーフのアップリケを散りばめ、ウェスト部分に大きなリボンをあしらったドレスは、ヴァレンティノのもの。ビリーと手をつないでレッドカーペットに登場し、ロマンティックなひと時を過ごしたようだ。

ケイト・ブランシェット

 パオロ・ソレンティーノ監督作『La grazia(原題)』のプレミアに来場したケイト・ブランシェットは、アルマーニ プリヴェによる深く開いたネックラインにビジューをあしらった黒いエレガントなドレスを披露。これまでもドレスを着回してきたケイトだが、実はこのドレスも2022年の全米映画俳優組合賞でも纏ったもの。ヴェネチアではルイ・ヴィトンのハイジュエリーをプラスし、ポケットに両手を入れてポーズを取った。

ティルダ・スウィントン

 ヴェネチア国際映画祭常連のティルダ・スウィントンは、同じく『La grazia(原題)』のプレミアに登場。大胆ファッションで名を馳せる彼女だけれど、ここではシャネルによるベルラインのドレスでロマンティックな雰囲気を演出。ピンクを基調としたメイクと白いネイルでキュートに印象付けた。

ハイディ・クルム&レニ・クルム

 モデルのハイディ・クルムと娘のレニ・クルムは、母娘でキャンペーンモデルを務めるイタリアのランジェリーブランド、インティミッシミによるカスタムドレスをそれぞれ纏ってポーズ。ハイディは透け感のあるボディスに、艶やかなスカートが流れるようにあしらわれたピンクベージュのドレスをチョイス。
レニは、背中が大胆にカットされた黒のコルセットドレスを選び、母娘でコントラストの際立つ装いを見せていた。

 第82回ヴェネチア国際映画祭は、現地時間8月27日から9月6日まで開催される。

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