映画『消滅世界』より、特報映像が、主人公・雨音(蒔田彩珠)と関わる朔(柳俊太郎)、樹里(恒松祐里)、水内(結木滉星)それぞれの場面写真と共に解禁された。
【動画】ショッキングな言葉が並ぶ――『消滅世界』特報
本作は、芥川賞作家・村田沙耶香の同名小説を、映像ディレクター・川村誠の初監督・初脚本で実写映画化。
人工授精で子どもを産むことが定着した世界。そこでは、夫婦間の性行為はタブーとされ、恋や性愛の対象は「家庭の外」の恋人か二次元キャラというのが常識に。そんな世界で「両親が愛し合った末」に生まれた主人公・雨音は、母親に嫌悪を抱いていた。 家庭に性愛を持ち込まない清潔な結婚生活を望み、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。だがその“正常”な日々は、夫と移住した実験都市・楽園(エデン)で一変する。
主人公・雨音を蒔田彩珠、雨音の夫・朔を柳俊太郎、雨音の良き理解者として学生時代から雨音と親交を深める親友の樹里役を恒松祐里、雨音と同じ高校の同級生・水内を結木滉星が演じる。
特報は、印象的なカットで構成された約20秒の映像内に「生殖は人工授精」「恋は二次元」「性が消える時」「結婚も家族も消える」とショッキングな言葉が並んでいる。「消えるのはーー愛か、世界か」という言葉で締めくくられ、さまざまな想像を膨らませる内容となっている。
主人公・雨音とかかわる3人を捉えた場面写真も解禁。
柳演じる朔とのシーンは、雨音との会話中に気分が悪くなった朔がトイレに駆け込み、心配した雨音が様子を見に来るカット。なぜ、朔はトイレに駆け込むことになったのか、それまでに交わされた会話が気になるカットだ。
恒松演じる樹里とのシーンは、高校生から親友の雨音と樹里が同窓会に参加した時のカットとなり、うつむく雨音に樹里がそばで寄り添い、親友としての2人の関係性がうかがい知れるカットになっている。
結木演じる水内とのシーンは、同じ制服を着ていることから学生時代だと分かるカット。ノートを見つめる2人の視線には何が描かれているのか。
映画『消滅世界』は、11月28日より全国公開。